★【プレミア注目プレビュー】今季初4連勝目指すスパーズvs公式戦連敗ストップ狙うシティ!

プレミアリーグ第27節、トッテナムvsマンチェスター・シティが、日本時間26日28:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。復調の兆しを見せるスパーズと、苦境続くシティズンズによるミッドウィーク開催の強豪対決だ。

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プレミアリーグ第27節、トッテナムvsマンチェスター・シティが、日本時間26日28:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。復調の兆しを見せるスパーズと、苦境続くシティズンズによるミッドウィーク開催の強豪対決だ。

現在、12位のスパーズ(勝ち点33)は前節、下位に沈むイプスウィッチ・タウン相手に4-1の快勝。相手のアグレッシブな攻撃に手を焼いたものの、ソン・フンミンとブレナン・ジョンソンのコンビで2ゴール、スペンスのプレミア初ゴールなど決定力の高さが光った。細かい課題はありながらも、今季初のリーグ3連勝を達成したポステコグルーのチームは、負傷者の復帰や超過密日程から脱した恩恵も預かってパフォーマンスレベルを大きく向上。ここで手負いの王者に勝ち切れれば、シーズン終盤戦へ大きな弾みとなるはずだ。

対する4位のシティ(勝ち点44)は前節、首位のリバプールにホームで0-2の完敗。フォーデンの偽CF起用やボール保持、サイドからの崩しの改善も見受けられ、なすすべなしに敗れたレアル・マドリー戦からの改善は示したが、守備面の課題は変わらず。リバプールの堅守を前に一矢報いることも叶わず、シーズンダブルを喫するとともに公式戦連敗となった。リバウンドメンタリティ試される今回のアウェイゲームではアタッカー陣の奮起とともに、リーグ2位の得点力を誇るホームチーム相手にリスクマネジメントが求められる。

なお、今季はEFLカップとエティハド・スタジアムでのリーグ戦で2度対峙している両者だが、EFLカップでは2-1、リーグ前回対戦では4-0とスパーズがいずれも勝利している。グアルディオラ体制では鬼門のひとつとなるトッテナム・ホットスパースタジアムでの試合となるが、王者としてシーズントリプルは許されない。

◆トッテナム◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ヴィカーリオ
DF:ペドロ・ポロ、ダンソ、グレイ、スぺンス
MF:ベリヴァル、ベンタンクール、マディソン
FW:クルゼフスキ、テル、ソン・フンミン

負傷者:DFロメロ、ファン・デ・フェン、ドラグシン、ベン・デイビス、FWリシャルリソン、ソランケ、ヴェルナー
出場停止者:なし

出場停止者はいない。ロメロ、ソランケの練習復帰という朗報が届いたが、復帰にはもうしばらくかかるため、直近のイプスウィッチ戦から大きな変化はない。

スタメンは現状のベストメンバーである前述の11名を予想。ただ、イプスウィッチ戦2ゴールのブレナン・ジョンソンの継続起用やウドジェやサール、ビスマの起用も想定される。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:エデルソン
DF:リコ・ルイス、クサノフ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル
MF:コバチッチ、ニコ・ゴンサレス
MF:サヴィオ、フォーデン、ドク
FW:ハーランド

負傷者:DFアカンジ、ストーンズ、MFロドリ、FWハーランド、ボブ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。直近のリバプール戦から負傷者に変化はないが、練習復帰のハーランドに復帰の可能性が高まっている。

直近のリバプール戦からは3選手の変更を予想。アケとデ・ブライネ、マーモウシュに代えてルベン・ディアス、コバチッチ、ハーランドが復帰するとみる。ハーランドが難しい場合はフォーデンが引き続き偽CF起用となるか。また、ベルナルド・シウバ、ギュンドアン辺りの起用も想定されるところだ。

★注目選手
◆トッテナム:DFジェド・スペンス
Getty Images

紆余曲折の末に完全覚醒の万能型サイドバック。フルアム育ちでノッティンガム・フォレストでの台頭によって2022年にスパーズへのステップアップを果たしたアスリート型の攻撃的サイドバック。ただ、ノースロンドン移籍後はコンテ、ポステコグルーと2人の指揮官の評価が芳しくなく、レンヌ、リーズ、ジェノアとレンタル移籍を繰り返した。ただ、プロフェッショナリズムの欠如やパフォーマンスの問題で活躍には至らず、ローンバックした今季も放出が既定路線だった。

しかし、ディフェンスラインに離脱者続出のチーム事情もあって両サイドバックのバックアッパーとして出番を与えられると、徐々に“アンジェ・ボール”に適応。マルチタスクを担う攻撃時の立ち位置の改善によってアンダーラップ、オーバーラップを効果的に使い分けながら持ち味の推進力を遺憾なく発揮。さらに、課題に挙がっていた守備面では集中力、判断の部分で大きな改善を示すと、元来のフィジカル能力も相まって突破が困難なサイドバックに進化。現状のハイパフォーマンスが続けば、イングランド代表入りも十分に可能だ。

直近のイプスウィッチ戦では待望のプレミアリーグ初ゴールも決めて勢いづく24歳は、左サイドバックでの起用が見込まれるなか、ソン・フンミンとともに攻守両面で優位性をもたらす働きが期待される。

◆マンチェスター・シティ:FWジェレミー・ドク
Getty Images

攻撃の突破口とともに目に見える結果を。ハーランド不在の影響もあって直近の公式戦2試合では攻撃の停滞感が否めない状況のシティズンズだが、前節のリバプール戦では左サイドで孤軍奮闘の活躍を見せて爪痕を残したベルギー代表FWが今回の一戦でのキーマンとなりそうだ。

今季はここまで24試合6ゴール7アシストと最低限の数字は残している印象だが、ノッティンガム・フォレスト戦を除いて下位や格下相手の活躍が多く、ケガによる細かい離脱を含めて存在感はいまひとつ。ここにきてサヴィオ、マーモウシュと2列目のライバルが存在感を示し始めており、ポジション争いの上ではビッグマッチで目に見える結果がほしいところだ。

ハイラインに加え、サイドバックの背後という明確な攻めどころがあるスパーズに対して、ボールのオン・オフにかかわらず、積極的なチャレンジでボールを呼び込んで攻撃の突破口を担いたい。また、連携面で手応えを得ているフォーデンへのアシストや課題であるフィニッシュの改善によって苦境のチームを救う決定的な仕事を期待したい。

2025年2月26日(水)12:00

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