★後半終盤10人で耐えた福岡が満身創痍の王者・神戸に敵地で勝利! 開幕連敗止める金明輝体制での初勝利【明治安田J1第4節】
1日、明治安田J1リーグ第4節、ヴィッセル神戸vsアビスパ福岡がノエビアスタジアム神戸で行われ、アウェイの福岡が0-1で勝利した。
前節は京都サンガF.C.に1-1でドローと開幕3試合連続ドローとなった2連覇中の王者・神戸。
1日、明治安田J1リーグ第4節、ヴィッセル神戸vsアビスパ福岡がノエビアスタジアム神戸で行われ、アウェイの福岡が0-1で勝利した。
前節は京都サンガF.C.に1-1でドローと開幕3試合連続ドローとなった2連覇中の王者・神戸。週明けの5日にACLEラウンド初戦、光州FCとのホームゲームを控えるなか、この試合では先発5人を変更。マテウス・トゥーレル、扇原貴宏、大迫勇也ら主力がベンチスタートとなり、新天地&J1デビューの橋本陸斗、クラブ史上J1最年少スタメンの17歳MF濱﨑健斗、日髙光揮らをスタメンで起用した。
一方、前節は川崎フロンターレに1-2で競り負けて開幕唯一の3連敗スタートとなった福岡は、ともに初勝利を懸けた一戦で先発5人を変更。GKに村上昌謙を起用したほか、北島祐二を初先発で起用した。
急造布陣感が否めない神戸に対して、福岡が序盤からボール保持、球際の勝負で優勢に進めていく。決定機には至らないものの、着実に攻撃をフィニッシュに結び付けていく。
そんななか、19分にはボックス右に抜け出した紺野に決定機が訪れるが、利き足とは逆の右足で放ったシュートはわずかに枠の左へ外れた。
このファーストチャンスは逃したものの、攻守にチグハグなホームチームに対して、以降も優勢に進めるアウェイチーム。北島のFKをゴール前で合わせた田代雅也のヘディングシュートはクロスバーを叩いたが、前半のうちにゴールをこじ開ける。
40分、ボックス内のナッシム・ベン・カリファの足元に預けてボックス左に抜け出した見木友哉が相手DFのクリアを回収してゴール左から折り返すと、DF山川哲史の出した足に当たってゴール方向に向かったボールがそのままゴールラインを割り、オウンゴールで先制に成功した。
悪いなりに無失点で前半を終えたいところだったが、ビハインドで試合を折り返した神戸。橋本と日髙を下げてハーフタイム明けには大迫、広瀬陸斗と主力をピッチに送り出す。だが、福岡の勢いに晒されて藤本一輝に幾度となく際どいシュートを打たれた。
流れを変えたい吉田監督はマテウス・トゥーレル、扇原と60分過ぎに主力をピッチに送り出すと、66分には濱﨑の絶妙なラストパスに反応した大迫がボックス左から反転シュートを放つが、これは惜しくも枠の左に外れた。
一方、追加点以外に完璧な試合運びを見せていた福岡だが、思わぬアクシデント発生。75分、上島拓巳が大迫へのエルボーで2枚目のイエローカードをもらってしまい退場に。
これで数的優位を手にした神戸は井出遥也の投入でさらに前がかると、試合終盤には相手陣内でハーフコートゲームを展開。佐々木大樹のゴール前でのヘディングシュート、後半アディショナルタイムには波状攻撃からボックス中央で佐々木に決定的な場面が訪れたが、右足シュートはDF田代の見事なゴールカバーに阻まれた。
この結果、敵地で王者相手に奮闘した福岡が開幕からの連敗をストップする金明輝体制での初勝利を挙げた。一方、敗れた神戸は今季リーグ初黒星で開幕4戦未勝利となった。
ヴィッセル神戸 0-1 アビスパ福岡
【福岡】
オウンゴール(前40)
【動画】見木友哉が演出のオウンゴールが決勝点!
2025年3月1日(土)17:26