★「非常に手強いチーム」バーレーンを警戒する遠藤航、W杯優勝を目標とする中で選手たちの変化にも言及「続ければ理想的なチームになる」

日本代表のMF遠藤航(リバプール)が、20日行われる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン代表戦に向けた前日会見に出席。意気込みを語った。

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日本代表のMF遠藤航(リバプール)が、20日行われる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン代表戦に向けた前日会見に出席。意気込みを語った。

ここまで6試合を終えたアジア最終予選。日本は5勝1分けの勝ち点16で首位を独走中。バーレーン戦で勝利すれば、8大会連続8度目のW杯出場が決定し、史上最速での出場権獲得となる。

キャプテンとしてW杯出場を掴みにいく遠藤。バーレーン戦に向けた意気込みを語った。

「まずはホームでプレーできることを非常に楽しみに思っています。勝てばW杯出場が決まるということで、チーム全体としても個人的にも凄くモチベーションの高い状態で、少ない準備期間の中で最高の準備ができていると思います」

「明日の試合は準備してきたものを存分に発揮して、しっかり勝ってW杯出場を決めたいと思います」

勝利を収めてW杯出場を決めたいという遠藤。対戦相手のバーレーンについての印象も語った。

「非常に手強いチームだと思っています。前回対戦した時とは少しチームとしてのやり方が違ったり、日本に対してどうやってくるかはやってみないと分かりませんが、非常に自信を持って挑んでくるような印象を受けています」

「準備期間もしっかり取って日本戦に向けて準備していると聞いているので、簡単ではないです。アウェイでの結果が凄く良いということは情報としてみんなで共有しているので、間違いなくタフな戦いになると思いますが、いつも通り自分たちは自分たちの良さを出して、勝つことだけを考えて挑みたいですし、チーム、選手は強い思いを持って明日挑むと思うので、しっかり勝利を皆さんに届けられるように頑張りたいと思います」

前回大会はDF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)がキャプテンを務めていたが、遠藤はキャプテンとしては初めての最終予選に。「個人的にはそこまで大きなプレッシャーを凄く感じているわけではないです」と語り、「前回の最終予選を戦った時と同じ思いというか、とにかくW杯出場を決めたいという思いでキャプテンとして臨んでいます」とコメント。多くの選手が前回の予選を経験していることも大きいとした。

「キャプテンになってからは、1回最終予選を経験しているアドバンテージがあるので、最終予選の難しさは僕も含め、他の選手たちも知っているので、今回の最終予選に関しては難しさが分かった上で、経験があった上で挑めていることは、キャプテンになったことよりもその経験がチームとしてアドバンテージになっていると思っています」

「ここまで凄く良い形で最終予選を戦えているので、あと1つ勝利を皆さんに届けて、W杯出場をまずは決められればと思います」

チームを支える立場であり、これまでは牽引していく立場でもあった遠藤だが、ヨーロッパの高いレベルで多くの選手がプレーし、基準が上がったことで変化も生まれている。

トレーニングの最初のランニングでは多くの選手が先頭を切って走る姿もあり、W杯優勝を全員が本気で目指している現状について「今の代表選手たちというのは、個性が凄く強くて、チームとしては常にポジティブな雰囲気で練習ができているというか、選手たちもここで結果を残してやろうとギラギラした思いでみんなこの代表活動に来ます」とコメント。「選手それぞれの所属クラブで結果を残していることから来る自信もあって、ここで落とし込んでくれているのかなと思いますし、チーム内での競争もみんな十分理解している中で、高い競争がある中でチームとして戦えていることは非常にポジティブで、ランニングや普段の練習に表れているのかなと思います。個人として非常に嬉しいですし、やり続けていければ、理想的なチームになると思います」と、チーム全体の意識の高さを感じるように変化してきたと語った。

また、高い目標を掲げることでも変化があったとし、「選手はみんな、最終予選が簡単ではないということを重々承知でわかっている中で最終予選に挑んでいる中で、1つ1つ勝ったとしても良い意味で笑顔が少ないです。勝っているにも関わらず」とコメント。「それは高みを目指す、W杯で優勝するという目標がどこかにあって、勝ってもなお自分たちの中で『もっとこうできるんじゃないか』ということを話し合いながら次に向かっていける関係性が今の日本代表にはあると思います」と、勝っても満足感はなく、修正点を確認し合える関係になっているとした。

「最終予選の代表だけでなく、チームでの普段の活動、結果に対しても同じことが言えると思います。現状に満足している選手は1人もいないというのは、目標をW杯優勝に置いているからこそ起こるような現象かなと思います。そういうチームになってきていると思います」と、本気で世界の頂点を目指す意識が、色々なところに出てきているとした。

日本にとって運命の一戦は20日の19時35分から。バーレーン代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。



2025年3月19日(水)20:10

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