★今季初の東京ダービーは痛み分け…東京Vが2度のリードもFC東京が後半終盤のゴールで追いつく【明治安田J1第8節】

2日、明治安田J1リーグ第8節、東京ヴェルディvsFC東京が味の素スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。

12位の東京Vは代表戦明けとなった前節、柏レイソルとのアウェイゲームを0-0のドローで終えた。

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2日、明治安田J1リーグ第8節、東京ヴェルディvsFC東京が味の素スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。

12位の東京Vは代表戦明けとなった前節、柏レイソルとのアウェイゲームを0-0のドローで終えた。その一戦から中3日で臨んだ今季初の東京ダービーでは前節と全く同じスタメンを採用。青赤の下部組織育ちの平川怜がスタメンでダービーのピッチに立った。

一方、15位のFC東京は前節、川崎フロンターレとの多摩川クラシコに0-3の惨敗。リーグ4試合連続無得点の未勝利と苦境に陥る。5戦ぶりの白星を期して臨んだ宿敵との一戦では先発3人を変更。岡哲平、土肥幹太に代えて木本恭生、エンリケ・トレヴィザンをディフェンスラインで起用。仲川輝人に代わってエヴェルトン・ガウディーノが起用された。

ともに浮上のきっかけを掴みたい両雄による首都決戦の第1ラウンド。立ち上がりはアウェイチームが後方からボールを動かし、前線に良い形でクサビが入った際にはサイドを起点に深い位置まで侵入する場面も創出する。

互いに相手の出方を窺った後は中盤での潰し合いが目立つ膠着状態に陥る。流れのなかではフィニッシュまで持ち込めない場面が目立つホームチームだったが、続けてセットプレーを得てチャンスに繋げていく。

19分にはバイタルエリア中央で得たFKの流れから齋藤功佑の左クロスをゴール前の染野唯月がドンピシャのヘッドで合わすが、これはGK野澤大志ブランドンのビッグセーブに阻まれる。だが、このプレーで得た左CKの場面で山見大登の右足インスウィングの正確なクロスをニアに飛び込んだ林尚輝が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

4試合無得点の状況で先手を奪われたFC東京。すぐさま反撃に転じると、23分にはビッグチャンスが舞い込む。相手陣内右サイドでガウディーノ、佐藤恵允と繋いでボックス右に走り込む俵積田晃太に完璧なラストパスが通る。だが、右足で左隅を狙ったシュートはGKマテウスが右足でわずかに触ってコースを変えると、ボールは左ポストを叩いて同点ゴールとはならず。

それでも、ファーストシュートを記録したことで攻撃のスイッチが入ったアウェイチームは、3バックの脇の選手も高い位置を取るなど、徐々に攻撃に厚みを出していく。

一方、東京Vもよりカウンターが効きやすい状況で左サイドの山見のスピードで引っくり返す場面も作り出す。ただ、柏戦同様に最後のところで質と判断の部分で精度を欠いてじぇっ定機まで持ち込めない。41分には高い位置でのボール奪取からボックス左に持ち込んだ齋藤の浮き球クロスをファーの木村勇大が頭で合わせるが、これは枠に飛ばせない。

相手の拙攻もあって2失点目を回避したFC東京は前半終了間際に追いつく。43分、ハーフウェイライン付近でのパス交換から高宇洋の浮き球パスに反応した佐藤がDF谷口栄斗との駆け引きで完璧に入れ替わってボックス内に抜け出すと、GKマテウスに寄せられる前に左足シュートを流し込み、チームとしてリーグ5戦ぶりのゴールを挙げた。

1-1のイーブンで折り返した後半。追いついた勢いのあるFC東京が最初の決定機を創出。47分、佐藤の浮き球パスに反応した俵積田がボックス左から斜めのラストパス。これに抜け出したガウディーノがGKと一対一になるが、GKマテウスの好守に遭う。さらに、こぼれに詰めた佐藤のシュートもわずかにクロスバーの上を越えた。

このピンチを凌いだ東京Vはターンオーバーの応酬から意外な形でゴールをこじ開ける。52分、綱島悠斗の中盤でのボール奪取から木村にスルーパスが通るが、ここはDFトレヴィザンの決死のスライディングタックルに阻まれる。だが、こぼれ球をボックス内で収めたGK野澤に猛然とプレスを仕掛けた染野が右への持ち出しをうまく右足で突いてゴールネットに流し込んだ。

青赤の守護神の痛恨の失策によって緑が勝ち越したダービーは、ここからよりオープンな展開に。

カウンターから畳みかける攻めを見せた東京Vだったが、染野が足を痛めてプレー続行不可能となって松橋優安のスクランブル投入を余儀なくされる。対してFC東京はガウディーノを下げて負傷明けのマルセロ・ヒアンをピッチに送り出す。

63分には東京Vにビッグチャンス。バイタルエリアでボールを運んだ齋藤のラストパスをボックス右で受けた松橋が渾身の右足シュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。

一進一退の攻防が続くなか、FC東京は71分に3枚替えを敢行。佐藤、俵積田、橋本拳人を下げてダービーデビューの15歳MF北原槙、仲川、東慶悟をピッチに送り出す。すると、この交代直後には左サイド深くで仲川が入れたクロスにニアに東が合わせる決定機も、このシュートはわずかに枠の左へ外れた。さらに、82分には東が右のポケットに侵入しマイナスパスを入れると、北原がシュートを放つが、これはDFのブロックに遭う。

後半終盤に入ってなかなか押し返せなくなった東京Vは山見、木村、齋藤の主力を下げて福田湧矢、白井亮丞、稲見哲行を同じポジションで投入した。

その後は守るホームチーム、リスクを冒して前に出るアウェイチームという構図の下で白熱の攻防が繰り広げられると、FC東京が土壇場で追いつく。89分、相手陣内右サイドで得たFKの二次攻撃から安斎颯馬の右クロスにボックス左で競り勝ったトレヴィザンのヘディングシュートがゴール右隅に決まった。

2-2のイーブンに戻ったなか、5分が加えられたアディショナルタイムでは互いに勝ち点3を目指して攻め合う。91分にはショートカウンターの形からペナルティアーク付近までドリブルで切り込んだ平川が古巣のゴールへ左足シュートを狙うが、東のブロックに遭ったシュートはわずかに枠を捉え切れず。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、今季初の東京ダービーは痛み分けの結果に終わった。

東京ヴェルディ 2-2 FC東京
【東京V】
林尚輝(前20)
染野唯月(後7)
【FC東京】
佐藤恵允(前43)
エンリケ・トレヴィザン(後44)

2025年4月2日(水)21:03

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