★バルセロナがハフィーニャ土壇場PK弾で劇的勝利! イグレシアスハットのセルタに大苦戦も圧巻レモンターダ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第32節、バルセロナvsセルタが19日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、ホームのバルセロナが4-3で勝利した。

首位のバルセロナは前節、レガネス相手にオウンゴールで挙げたゴールを守り切ってウノセロ勝利。

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ラ・リーガ第32節、バルセロナvsセルタが19日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、ホームのバルセロナが4-3で勝利した。

首位のバルセロナは前節、レガネス相手にオウンゴールで挙げたゴールを守り切ってウノセロ勝利。しかし、直近のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグではドルトムント相手に1-3の敗戦。2戦合計5-3で6シーズンぶりのベスト4進出を決めたものの、2025年の公式戦初黒星を喫した。

その敗戦からのバウンスバックを図ったホームゲームでは7位のセルタと対戦。フリック監督はドルトムント戦から先発3人を変更。アラウホとガビ、ラミン・ヤマルに代えてイニゴ・マルティネス、ペドリ、フェラン・トーレスを起用した。

立ち上がりからボールを握って押し込む展開となったバルセロナ。開始直後のレヴァンドフスキのシュートは右のサイドネットを叩いたが、自分たちの流れでゴールをこじ開ける。

12分、相手陣内左のライン間でイニゴ・マルティネスからの斜めのパスを引き出したフェランが反転からドリブルで中央へ切り込むと、ペナルティアーク右から腰の捻りを利かせた右足シュートをゴール左隅に突き刺した。

フェランの今季リーグ10点目で先制に成功したホームチームだったが、ミスからすぐさま同点に追いつかれる。15分、右サイドでハイラインの背後を完璧に取ったドゥランがボックス付近まで運んでグラウンダーのクロスを供給。これに対して飛び出したGKシュチェスニーがはじき出せずに流れたボールをイグレシアスがワンタッチで無人のゴールへ流し込んだ。

シュチェスニーの判断ミスで1-1のイーブンに戻されたバルセロナ。引き続きボールを握って主導権を握る一方、失点場面と同様にマルティンの背後を意識するセルタの攻撃に苦戦。同じ形でドゥランから際どいクロスを送り込まれるが、今度はイグレシアスのシュートをシュチェスニーが好守で阻んだ。

前半半ばから終盤にかけても一進一退の攻防が続いていく。バルセロナがペドリやハフィーニャのアクセントによって多彩な仕掛けを見せたが、セルタの集中した守備を前に決定機まであと一歩いう場面が目立つ。

すると、前半終了間際の42分にはDFクバルシが倒れて陣形が崩れたバルセロナに対して、セルタが波状攻撃。古巣対戦のイライクスとイグレシアスがボックス付近で連続シュートを放ったが、ここはGKシュチェスニーの見事な連続セーブに阻まれた。

セルタの善戦によって内容も拮抗したまま試合は1-1のスコアで後半に突入。すると、先手を奪ったのはアウェイチーム。52分、最後尾のラゴのロングフィードに対してマルティンとイニゴ・マルティネスの連携ミスが発生し、完璧に背後へ抜け出したイグレシアスがボックス右から右足対角シュートを突き刺してドブレーテを達成した。

逆転を許したホームチームは57分、フェルミンとフェランを下げて切り札のヤマルとダニ・オルモを同時投入。しかし、反撃姿勢を打ち出す前に痛恨の3失点目を喫した。62分、自陣ボックス内のカレイラからのロングフィード1本で背後へ抜け出したイグレシアスに難なくGKとの一対一を決められ、トリプレーテを献上した。

これで厳しくなったフリックのチームだったが、ここから見事な反発力を示す。64分、右サイドのクンデから中央のレヴァンドフスキ、ハフィーニャとスムーズに繋いでボックス左に走り込むダニ・オルモにラストパスが通ると、これをダニ・オルモが左足シュートでゴール右隅に流し込む。

さらに、68分には中央での細かい繋ぎから右サイドのヤマルが狙いすました左足クロスを入れると、ゴール前に飛び込んだハフィーニャが頭で合わせ、瞬く間に同点に追いついて見せた。

残り時間を考えれば、逆転の可能性は十分にあるホームチームだったが、思わぬアクシデントが発生。ハムストリングを痛めたレヴァンドフスキがプレー続行不可能となり、ガビをスクランブル投入。これで流れが悪くなってなかなか攻撃の形を作れずにいると、フリック監督は後半終盤にマルティン、クバルシを下げてビクトル、エリック・ガルシアを同時投入。3バックの形でゴールをこじ開けにかかる。

すると、8分が加えられた後半アディショナルタイムに劇的なドラマが待っていた。94分、ボックス内で仕掛けたダニ・オルモがDFラゴからアフター気味にアキレス腱付近を踏まれると、オンフィールド・レビューの末にPKを獲得。このプレッシャーがかかるPKをキッカーのハフィーニャが右上隅に突き刺し、土壇場で試合を引っくり返した。

そして、試合はこの直後にタイムアップを迎え、見事なレモンターダ完遂で難敵を撃破したバルセロナが2位以下との暫定ポイント差を「7」に広げた。

バルセロナ 4-3 セルタ
【バルセロナ】
フェラン・トーレス(前12)
ダニ・オルモ(後19)
ハフィーニャ(後23、後53[PK])
【セルタ】
ボルハ・イグレシアス(前15、後7、後17)

2025年4月20日(日)1:42

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