★ボローニャを51年ぶりにコッパ決勝に導いたイタリアーノ監督、ミランとの決勝へ「一戦限りの試合では何が起こるかわからない」
ボローニャを51年ぶりのコッパ・イタリア決勝に導いたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、ミランとの運命のファイナルへ気持ちを高ぶらせている。
ボローニャは24日、本拠地スタディオ・レナート・ダッラーラで行われたコッパ・イタリア準決勝2ndレグでエンポリと対戦し2-1で勝利。
ボローニャを51年ぶりのコッパ・イタリア決勝に導いたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、ミランとの運命のファイナルへ気持ちを高ぶらせている。
ボローニャは24日、本拠地スタディオ・レナート・ダッラーラで行われたコッパ・イタリア準決勝2ndレグでエンポリと対戦し2-1で勝利。この結果、2戦合計5-1で決勝進出を決めた。
敵地で行われた1stレグを3-0で快勝し大きなアドバンテージを得て臨んだホームゲーム。前半序盤にMFジオバンニ・ファビアンのゴールで先制も、1-1のスコアで後半に突入。このままのスコアでも決勝進出は可能だったが、後半終盤にはFWタイス・ダリンガが勝ち越しゴールを決め、2連勝でファイナル進出を決めた。
今シーズンからボローニャの指揮官に就任したイタリアーノ監督は、昨シーズンまで指揮したフィオレンティーナで2年連続カンファレンスリーグ決勝進出、コッパでも2022-23シーズンに決勝進出。そのいずれも準優勝に終わったなか、5月14日に行われるファイナルではミラン相手に初タイトルを目指す。
同試合後、興奮冷めやらぬ指揮官はイタリア『Sport Mediaset』で「これはこの街とクラブにとっての目標であり、夢だった。この偉業を、この素晴らしいスタジアムで選手たちを最初から最後まで鼓舞してくれたサポーターに捧げる。心からボローニャの人々に捧げたい」と、喜びを露わにした。
ボローニャにとって51年ぶりのファイナル進出はすでに偉業と言える。とりわけ、チアゴ・モッタ監督や数人の主力メンバーを引き抜かれた上で、セリエAでも4位に浮上させた指揮官の手腕は見事の一言だ。
重要な決勝を控えている点を忘れずも、イタリアーノ監督はここまでのチームの歩みに大きな手応えを感じている。
「決勝に出場できて嬉しい。オーナーと初めて会ったとき、彼らはトーナメントで優勝したいと言っていた。あと一歩だが、これだけのボローニャの人々を(決勝の地)ローマに連れて行けるということで、我々はすでに歴史に名を刻んでいる」
「昨シーズンのチームの偉業の後、監督と主力選手が何人か入れ替わり、当初は多少の躊躇があったのは当然のことだった。チャンピオンズリーグ出場は、我々のメンタル、インテンシティ、そして強さを大きく向上させるのに役立ったと思う。その教訓をセリエAとコッパ・イタリアに持ち込むことができた」
その確かな自信を胸に挑むファイナルに向けて指揮官は相手の強さを認めながらも、「一戦限りの試合だし、何が起こるかわからない」と静かに闘志を燃やしている。
「とにかく素晴らしいパフォーマンスを見せて、この自信をもって試合に臨みたい。そして、この熱狂の波に乗れるように頑張りたい。対戦相手はチャンピオン揃いの素晴らしいチームだが、一戦限りの試合だし、何が起こるかわからない」
「スタディオ・オリンピコで3万人のファンに応援されながらローマに行けるのが待ち切れないよ」
2025年4月25日(金)17:05