★「先週のことはすべて忘れる」2017年以来の公式戦3連敗で臨むバルサとの大一番…インザーギ監督「敬意を払いつつも恐れることはない」

インテルのシモーネ・インザーギ監督が、苦境のなかで臨むバルセロナとの大一番へ決意を示した。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えている。

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インテルのシモーネ・インザーギ監督が、苦境のなかで臨むバルセロナとの大一番へ決意を示した。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えている。

今月半ばまではシーズン3冠の可能性を残す最高のシーズンを送っていたインテル。しかし、20日に行われたセリエA第33節のボローニャ戦で約2カ月ぶりとなる公式戦黒星を喫すると、直後のコッパ・イタリア準決勝2ndレグでは宿敵ミランに0-3で惨敗。2戦合計1-4でベスト4敗退に。さらに、直近のローマ戦でもホームで0-1の敗戦を喫し、セリエAではナポリに首位の座を明け渡すことになった。

2017年以来の公式戦3連敗に加え、この間に無得点と今季最大の苦境に陥るネッラズーリは、中2日の厳しいコンディションで絶好調のバルセロナとの大一番に臨む。

30日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグに向けた公式会見に出席したインザーギ監督は、「先週のことはすべて忘れる」と気持ちを切り替えて臨むことが重要だと語っている。

「この4年間、選手たちは並外れた活躍を続けてきた。そして、今もそれを続けている」

「先週のことで、これまでの努力が帳消しになるわけではないし、素晴らしいシーズンだ。ここ3試合を分析もした。もっと良くならなければならないが、4年経った今でも、我々はここで戦っている」

「(先週まで)イタリアのトップ4入りは難しいと言われていたにもかかわらず、我々はあらゆるタイトル獲得を目指して戦っていた。私がこの選手たちとチームを悪く言うことは決してない。彼らのおかげで、この4年間、我々はあらゆる期待を上回る成績を残すことができたのだからね」

一方、対戦相手のバルセロナはハンジ・フリック監督の下、シーズン3冠を目指す戦いで順調な歩みを見せている。ラ・リーガでは2位以下に4ポイント差、直近のコパ・デル・レイでは宿敵レアル・マドリーとの激闘を制し、1つ目のタイトルを獲得。今回の一戦を迎える上で明暗分かれる形となった。

その対戦相手についてイタリア人指揮官は「今、おそらく世界最高のチームと対戦する」とその実力を評価。難敵を撃破するためにはあらゆる努力が必要になると語っている。

「技術的に非常にクリーンでなければならない。これほど強力なチームと渡り合うには、多くの要素が揃っている必要がある」

「フリック監督は素晴らしい監督で、攻撃面でチームを非常にうまく組織化している。ボールを失ってもすぐに奪い返す。彼らには優秀なフォワード、ミッドフィルダー、そしてアカデミー出身の選手が数多くいる」

「したがって、最大限の敬意を払いつつも、恐れることはない。バイエルン戦のように、彼らをしっかりと見つめて戦う。この大会には素晴らしいチームがいるが、我々も自分たちの力を証明したい」

なお、大一番に向けたチームニュースではローマ戦で負傷交代したDFバンジャマン・パヴァールが不在となる一方、FWマルクス・テュラムに関しては「チームと一緒にトレーニングし、良い仕事をした。良い兆しはあるが、明日判断しなければならない」と復帰の可能性があるとの朗報を届けている。

2025年4月30日(水)18:30

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