★U-23日本がリオ五輪を前にブラジルに完敗…《国際親善試合》
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▽U-23日本代表は30日、U-23ブラジル代表とブラジルのセーハ・ドウラーダスタジアムで国際親善試合を行い、0-2で完敗した。
▽8月4日から開幕するリオデジャネイロ五輪を前に最後の国際親善試合となった一戦。
▽U-23日本代表は30日、U-23ブラジル代表とブラジルのセーハ・ドウラーダスタジアムで国際親善試合を行い、0-2で完敗した。
▽8月4日から開幕するリオデジャネイロ五輪を前に最後の国際親善試合となった一戦。日本代表を率いる手倉森監督は、前日会見で予告した通り[4-2-3-1]の布陣を採用。GKに中村航輔(柏レイソル)を起用し、最終ラインは右から室屋成(FC東京)、DF塩谷司(サンフレッチェ広島)、植田直通(鹿島アントラーズ)、DF藤春廣輝(ガンバ大阪)、中盤はボランチにMF遠藤 航(浦和レッズ)、MF原川力(川崎フロンターレ)を置き、2列目に右からMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)、中島翔哉(FC東京)、南野拓実(ザルツブルク)、1トップに興梠慎三(浦和レッズ)を配置した。
▽一方、ブラジルのロジェリオ・ミカレ監督も、ネイマールやラフィーニャ、マルキーニョスなど前日会見で明かした11人をスタメンで起用。[4-3-3]の布陣を採用し、3トップは右からガブリエウ・バルボサ、ジェズス、ネイマールと並べた。
▽序盤からネイマールを中心としたブラジルのサイドアタックに押し込まれる日本だったが、粘り強い守りで凌ぐと16分にチャンスを迎える。バイタルエリア手前でボールを受けた原川のスルーパスに相手DFの裏に抜け出した南野が反応するも、これは飛び出したGKウイルソンにキャッチされる。
▽対するブラジルは18分、ネイマールのパスで左サイドを抜け出したドウグラスのクロスをファーサイドで受けたフェリペ・アンデルソンが胸トラップからシュート。さらに30分には、ドリブルでボックス右から侵入したネイマールのクロスをラフィーニャが頭で合わせたが、ボールはゴール右に外れた。
▽劣勢の続く日本は、ハーフタイムにかけて立て続けに失点を喫する。33分、中盤でボールを受けたガブリエウ・バルボサがドリブルで中央を切り裂くと、ペナルティアーク内まで持ち込みシュート。これがスライディングブロックに入った植田に当たり、ゴール右に吸い込まれた。
▽先制して勢いづくブラジルは、39分にバイタルエリア左で獲得したFKをネイマールが直接狙うも、これはクロスバーを直撃。しかし41分、ネイマールの右CKをゴール前のマルキーニョスがヘディングでゴール左隅に流し込んだ。
▽前半をシュート0本で折り返した日本は、GK中村、矢島、原川を下げてGK櫛引、浅野、大島を投入。右サイドに南野、左サイドに中島、2トップに浅野と興梠を並べた[4-4-2]に布陣を変更した。対するブラジルは、ラフィーニャとフェリペ・アンデルソンに代えて、レナト・アウグストとルアン・ヴィエイラをピッチに送り出した。
▽後半も最初のチャンスはブラジルに生まれる。52分、ボックス右でボールを受けたジェズスが日本守備陣を引き付けラストパス。これをボックス中央から侵入したR・アウグストがダイレクトで合わせたが、ボールは枠の上に外れた。
▽一方、日本は直後の54分に最初のシュートを放つ。ボックス手前でボールを受けた興梠のラストパスをボックス内で受けた中島がシュート。しかし、このシュートは飛び出したGKウイルソンのブロックに阻まれた。
▽徐々に攻撃のリズムを掴み始めた日本は、62分にもバイタルエリア手前でボールを受けた南野がミドルシュートでブラジルゴールを脅かしたが、ボールは枠の上に外れる。
▽試合終盤にかけて日本は、再びブラジルの猛攻を受けたが、集中した守りで追加点は許さず。試合はそのまま0-2で終了した。リオ五輪前最後の親善試合で完敗を喫した日本は、8月4日(日本時間5日)に行われるリオ五輪初戦のU-23ナイジェリア代表戦に臨む。
2016年7月31日(日)6:57