今夏来日し、韓国を含めたアジアツアーを行っていたトッテナム。国立競技場でゴールを決めたU-17イングランド代表FWマイキー・ムーア(16)がプロ契約を結ぶことになったという。『The Athletic』が伝えた。
ムーアはトッテナムのユース育ち。2023-24シーズンからU-23チームに所属している中、すでにプレミアリーグで2試合プレーしている。
ファーストチームデビューをすでに果たしているムーアは、ジャパンツアーにも帯同。ヴィセル神戸との試合に出場すると、2-2で迎えた87分に決勝ゴールを記録していた。
アンジェ・ポステコグルー監督もその才能を高く評価しており、17歳の誕生日である8月11日を待ってプロ契約を結ぶことが決定したとのこと。これまでの17歳の選手では最高額の給与が用意されているという。
国際サッカー連盟(FIFA)の規定により、18歳未満の選手は3年契約が最長だが、ムーアも3年契約を結ぶとのことだ。
ポステコグルー監督はムーアが決勝ゴールを記録した神戸戦後に称賛のコメントを送りつつ、フィジカル面の強化が必要だと語った。
「本当にマイキーは素晴らしい試合をしていたと思う。昨シーズンの終盤から出るようになって、そしてトレーニングを積んでファーストチームでプレーするようになった。プレシーズンだが、しっかりとゴールも決めた」
「ただ、やはりまだ16歳であり、今後しっかりと成長できるようにする必要がある。去年はケガをしており、まだ16歳ということを考えると、あまりそういう負傷が続くような形になってほしくないし、しっかりと彼の可能性を活かしていきたい」
プロ契約締結後、今シーズンはどこまでファーストチームで出番があるのか、注目を集める。
【動画】神戸を下す決勝ゴールを決めた16歳FWムーア