トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督がドローを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
1日、プレミアリーグ第13節でフルアムをホームに迎えたトッテナム。直近のヨーロッパリーグ(EL)、ローマ戦は2-2のドローで終えたが、リーグ前節はマンチェスター・シティに4-0で快勝。リーグ戦2連勝を狙った。
拮抗したロンドン・ダービーはイングランド代表MFジェームズ・マディソンのポスト直撃のFKなどもありながら、ゴールレスで折り返し。それでも54分、ウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンがボレーで突き刺して、公式戦3試合連続ゴールを記録する。
ついにリードしたホームチームだったが、67分に元スコットランド代表MFトム・ケアニーの一撃を浴び、試合は振り出しに。終盤はケアニーの一発退場で数的優位を得たトッテナムだが、勝ち越しはならずドローで決着した。
試合後、ポステコグルー監督は「タフでタイトな試合だった」とコメント。元イングランド代表GKフレイザー・フォースターの好守に触れた一方、攻め手を欠いたと振り返っている。
「どちらのチームもチャンスは多くなく、決定機はわずかだった。試合の立ち上がりは良かったし、1-0でリードすべきだったと思う」
「我々はプレッシャーをかけた。相手にも良い時間帯があり、フレイザーが何度か良いセーブを見せた。先制したが、その後は攻め続けることができなかった。努力が足りなかったからではない。選手たちは全力を尽くしたが、攻め続けることができなかった」
「相手のゴールは見事だった。試合終盤、彼らが 10 人になってから勢いを取り戻そうとしたが、その時間帯はあまりサッカーをプレーできなかった。何度も中断された。どうしても相手を上回ることができなかった」
また、体調不良で欠場したイングランド代表FWドミニク・ソランケにも言及。守備陣にも負傷者が出ているトッテナムだが、前線のやりくりに困っていると心境を明かした。
「(ソランケの欠場は)助けにはならない。リッチー(リシャルリソン)、マイキー・ムーア、ウィルソン(・オドベール)が不在のため、前線の選手層が薄くなっている。その状況を何とかしようと試みている」
「私の見解としては、出場している選手たちは全力を尽くしてくれている。それ以上は望めない。彼らは全力を尽くし、我々が前に進み続けられるよう最善を尽くしている。望めるのはそれですべてだ」
さらに、離脱したイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオの代役を務めるフォースターについてもコメント。「約18カ月ぶりのプレミアリーグの試合だったが、少しも間が空いていないようだった」と称賛した。
「彼は良かった。今日はいくつかの大事な場面で彼が必要だった。ヴィック(ヴィカーリオ)のように、我々にとって重要なゴールキーパーを失った場合、その穴を埋めるのに気後れしない経験豊富な選手がいることが鍵を握ると思う。フレイザーは何年もその仕事をしてきた」
「毎日彼を見てきた。あなたがピッチで見たように、我々は毎日のトレーニングで彼を見てきた。彼は今でもとても大きな意欲を持っている。今日は我々にとって重要な場面がいくつかあったし、繰り返しになるが、彼は今後も重要な存在であり続けるだろう」
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