マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、マンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティシールドを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
プレミアリーグの開幕を翌週に控えた中、4連覇中のシティは、FAカップ王者のユナイテッドと対戦した。
FAカップ決勝で敗れた相手に対し、シーズン最初のタイトルを懸けた戦いに臨んだ。
試合は互いに譲らない展開となり、ゴールが赤中生まれなかったが、82分にアレハンドロ・ガルナチョのゴールでユナイテッドが先制。土壇場で均衡を破ったが、シティは89分にベルナルド・シウバが起死回生の同点ゴールを奪い、PK戦にもつれ込むことに。シティはPK戦を制し、新シーズン最初のタイトルを獲得した。
この試合には、FWオスカー・ボブ、MFニコ・オライリー、MFジェームズ・マカティーと若手を先発させたグアルディオラ監督。特に、グアルディオラ監督の下で初めて先発起用されたマカティーは出色のパフォーマンスを見せており、ボブと共に賛辞が送られた。
「彼らには我々と同じ基準がある。私は彼ら、特にマカティーを昔から知っている。我々は昨シーズンのオスカー(・ボブ)を見てきた。彼らは仲間からの信頼を得ている。そして、彼らは仲間を崇拝している。彼らは頼ることができるんだ」
「オスカーはアメリカで素晴らしい試合を見せた。マッカ(マカティー)は、アメリカでの最初の2試合は良くなかったが、試合を重ねるごとに良くなってきており、今日は本来の力を発揮できるマカティーに近づいていた」
プレシーズンで調子を上げていた若手を起用し、見事にタイトルを獲得したシティ。まだまだ満足はしていないグアルディオラ監督だが、アメリカツアーでも躍動していたボブの才能を称えた。
「我々はより得点したい。時に彼にはボールを持って攻めるチャンスもあったが、少し消極的だった」
「彼には唯一無二のところがある。止まってからも進める。最初の1、2歩、右か左かというのは信じられないほどのものだ」
「ゴール、ターンの仕方、クロスの出し方と素晴らしいクオリティがある、素晴らしい価値観と労働倫理を持っている、それを実行する能力が彼にはあり、もっとコンスタントに実行できるはずだ」
また、昨シーズンはシェフィールド・ユナイテッドにレンタル移籍して経験を積んだマカティーについても言及。フットボール・ディレクターのチキ・ベギリスタイン氏に対し、今季はレンタルに出したくないと伝えていたことを明かした。
「彼は全てのプロセスを知っている。シェフィールドで過ごした時間は、サッカーがいかに難しいかを理解する上では大いに役立ったと思う。勝ち点を獲得すること、それが彼にとって大いに役立ったはずだ」
「狭いスペースでプレーし、ゴールに向かって攻める時、マカティーはその狭いスペースで能力を発揮する。だから、チキに彼をレンタルに出したくないと言った。我々には彼が必要だ」
【動画】今季の初タイトルを懸けた戦い! ユナイテッドvsシティ ハイライト