★5連覇目指す王者シティが新生チェルシーに完勝で白星発進! ハーランド先制弾にコバチッチの芸術恩返し弾【プレミアリーグ】

2024-25シーズンのプレミアリーグ開幕節、チェルシーvsマンチェスター・シティが18日にスタンフォード・ブリッジで行われ、アウェイのシティが0-2で快勝した。

昨シーズン6位フィニッシュとなったチェルシーはポチェッティーノ前監督と袂を分かち、レスター・シティでチャンピオンシップ優勝と1年でのプレミア復帰に導いたマレスカ新監督を招へい。

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2024-25シーズンのプレミアリーグ開幕節、チェルシーvsマンチェスター・シティが18日にスタンフォード・ブリッジで行われ、アウェイのシティが0-2で快勝した。

昨シーズン6位フィニッシュとなったチェルシーはポチェッティーノ前監督と袂を分かち、レスター・シティでチャンピオンシップ優勝と1年でのプレミア復帰に導いたマレスカ新監督を招へい。プレシーズンでは新スタイル移行へ生みの苦しみが印象的だったなか、本拠地での開幕戦ではいきなり王者を迎え撃った。

マレスカ監督はサスペンションのリース・ジェームズを含め去就不透明なギャラガー、チルウェル、スターリングら不在の状況でエンソ・フェルナンデスをゲームキャプテンに指名。ペドロ・ネトら新戦力はベンチ入りにとどまり、パーマーやジャクソン、エンクンク、ククレジャら昨季主力をスタメンで起用した。

一方、アーセナルとの熾烈な一騎打ちを制して前人未踏の4連覇を達成したシティ。引き続きグアルディオラ監督と共に5連覇を狙う絶対王者は1週間前に行われた宿敵マンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティ・シールドをPK戦の末に制してリーグ戦へ弾みを付ける今季初タイトルを獲得した。

その試合からは先発3人を変更。長期離脱のボブに代えて新戦力サヴィオをデビューさせたほか、オライリー、マカティーの若手2人に代えてベルナルド・シウバ、デ・ブライネを復帰させた。なお、軽傷抱えるロドリはベンチ外もウォーカー、フォーデンらがベンチに入った。

師弟対決の両指揮官に注目集まったプレミア開幕節屈指の好カード。後方からボールを動かす相手チームに対して、キックオフ直後からプレッシャーを強くかけ合うアグレッシブな入りに。

相手の出方を確認した後はルーズボールを回収しての縦に速い攻撃や両ウイングの個人技で攻め手を窺うなか、ドクとサヴィオを逆足に配置換えしてリズムを掴んだアウェイチームが先にゴールをこじ開ける。

18分、相手陣内左サイドで張ってボールを受けたドクがボックス内へ斜めのパスを差し込むと、ベルナルド・シウバがスライディングの形でわずかにコースを変えたボールがゴール前のハーランドに繋がる。DFククレジャを半身でブロックした背番号9はGKサンチェスの脇を抜く左足チップキックを流し込んだ。

3シーズン連続得点王を狙うハーランドの今季初ゴールでリズムを掴んだシティは、直後にもサヴィオの鋭いカットインからペナルティアーク付近でボールを受けたデ・ブライネが右足を振り抜くが、これはわずかに枠の右へ外れる。

前半半ばを過ぎると、徐々にチェルシーも自分たちの形でボールを前進させて相手陣内でのプレーを増やしていく。ただ、これによってシティの両翼のスピードを活かしたロングカウンターも出始める。

そして、ややオープンな展開でシティは37分にドクのミドルシュート、40分には波状攻撃からボックス左のベルナルド・シウバが際どいシュートを放つが、いずれもGKサンチェスのビッグセーブに遭う。

これに対してチェルシーはパーマーが存在感を示すと、エンソやエンクンクのボックス内でのシュート。44分にはパーマーのミドルシュートをGKエデルソンが前にこぼしたところをジャクソンが冷静に押し込むが、ここはオフサイドでゴールは認められず。

全体的にゲームをコントロールしたシティの1点リードで折り返した試合。そのアウェイチームは前半少し右ヒザを気にしていたサヴィオを下げて真打ちのフォーデンを右サイドに投入した。立ち上がりの51分には左サイドでの細かい繋ぎからボックス内でこぼれを回収したベルナルド・シウバのお膳立てからハーランドに決定機も、ややパワー不足の左足シュートはGKサンチェスにはじき出される。

これに対して前半と同じメンバーで臨んだものの、なかなか決定機まで持ち込めないチェルシー。59分にはエンクンクを下げてペドロ・ネトをデビューさせる。すると、直後の61分にはクロスの流れからラヴィアのヘディングパスにゴール前で反応したジャクソンがアクロバティックなシュートでゴールを狙うが、これは的確に立ち位置を取ったGKエデルソンの好守に遭う。

徐々に押し込む流れのなかでマレスカ監督は67分に2枚替えを敢行。ラヴィアとジャクソンを下げてデューズバリー=ホール、マルク・ギウと2人の新戦力をピッチに送り出した。

後半半ばを過ぎると試合はシティが望むゲームテンポで完全に膠着。チェルシーは前からボールを奪いに行く姿勢を示すが、急造メンバーで連動性を欠くプレスは王者の老獪なボール回しを前に空転してしまう。

危なげなく時計を進めるものの追加点が遠いシティだったが、伏兵の鮮烈な一撃が試合を決めた。84分、自陣中央左で相手のクリアを胸で収めたコバチッチがそのままドリブルを開始。カイセド、エンソを振り切ってボックス手前に持ち込んで右足を一閃。ファーを匂わせてニアを撃ち抜いたシュートは古巣相手の痛烈な恩返しゴールとなった。

これで完全にホームチームの心を折った王者は一矢報いることも許さず、完璧なゲームクローズで試合を締めくくった。そして、プレシーズンツアーの前哨戦に続き新生ブルーズに2点差勝ちのグアルディオラのチームは5連覇へ最高のスタートを切った。

チェルシー 0-2 マンチェスター・シティ
【マンチェスター・シティ】
アーリング・ハーランド(前18)
マテオ・コバチッチ(後39)

【動画】シティ今季初ゴールはエースのハーランド! 落ち着き払ったフィニッシュワーク



2024年8月19日(月)2:32

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