鹿島アントラーズがブラジル人MFの補強に動いているようだ。
今シーズンはランコ・ポポヴィッチ監督が就任した鹿島。26試合を終えた中で、明治安田J1リーグで2位につけており、首位のFC町田ゼルビアを勝ち点差「3」で追いかけている。
その鹿島は、日本で最もタイトルを獲得しているクラブであり、常勝軍団としても知られている中、2016年を最後にリーグタイトルを獲得できていない状況。国内タイトルも2016年が最後となっており、タイトルとしては、2018年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が最後だ。
すでに5年もタイトルから遠ざかっている中、今季は久々のタイトルのチャンス。その中で、夏の補強を行うようだ。
ウクライナサッカーの情報を発信するYouTubeチャンネル『TaToTake』が伝えるところによると、鹿島が獲得するのはルフ・リヴィウに所属するMFタレス(26)とのこと。トップ下を主戦場に、両サイドでプレーできる攻撃的な中盤の選手だ。
ブラジルのフルミネンセの下部組織から、ミラソルへと加入したタレスは、ノロエステ、ヴィラ・ノヴァでもプレー。2021年2月にオリンピック・ドネツクへと完全移籍でヨーロッパでのキャリアをスタート。2021年6月にリヴィウに加入すると、フィンランドのクオピオン・パロセウラへレンタル移籍していた。
ウクライナ・プレミアリーグでは、通算73試合に出場し12ゴール9アシストを記録している。
なお、レンタル料は40万ドル(約6000万円)とのことで、買い取りオプションもついているという。本人もインスタグラムで新たな土地へ向かっていることを伝えており、近日中に発表される見込みだという。
逆転優勝に向けて今夏はMF三竿健斗、FW田川亨介を補強済み。MF土居聖真がモンテディオ山形へ、MF松村優太が東京ヴェルディへ(期限付き)移籍したため、中盤は補強ポイントだった。
【写真】鹿島に加入すると言われているMFタレス