フランス代表FWキリアン・ムバッペが、カタール・ワールドカップ(W杯)を終えて、初めてSNSを更新した。
18日、カタールW杯決勝でフランスはアルゼンチン代表と対戦した。
60年ぶり3カ国の偉業となる連覇を目指したフランス。相手は今大会が最後であると公言しているFWリオネル・メッシ擁するアルゼンチンだった。
試合はそのメッシのPKでアルゼンチンが先制すると、アンヘル・ディ・マリアのゴールでリードを2点とする。
チーム内に体調不良者が多数出たこと、そして準決勝からの日数が1日少ないこともあってか、前半から全く良いところのなかったフランス。後半に入ってもアルゼンチンペースのまま試合が進み、このままアルゼンチン勝利かと思われたが、PKを獲得するとムバッペが決めて1点差に。さらにその1分後には、浮き球のパスを豪快ボレー。これが決まり、一気に追いつく。
これで息を吹き返したフランスだったが、延長戦に入り再びトーンダウン。するとメッシがこの試合2点目を決めてアルゼンチンが勝ち越し。このまま敗退かと思われたが、再びPKを獲得し、ムバッペはハットトリックを達成。しかし、PK戦では4-2で敗れ、連覇の夢は潰えてしまった。
決勝でハットトリック、今大会8ゴールを決めて大会得点王となったムバッペだが、W杯のトロフィーを逃した失意の中に。そんな中、インスタグラムを更新し、短く「また来るよ」とトロフィーの前を通る写真と共に、4年後のリベンジを誓った。
これには所属のパリ・サンジェルマン(PSG)も「あなたをとても誇りに思う」とコメント。その他、「ありがとう」、「夢を見させてもらった」という労いのコメントが多く寄せられている。
現在23歳。これが2度目のW杯となり、すでにW杯で14試合に出場し12ゴールを記録。出場試合数では今大会メッシが記録を塗り替えた「26」が最多、ゴール数は元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ氏の「16」となっており、どちらの記録も塗り替える可能性はかなり高まっている。
【写真】ムバッペ、準優勝の心境を明かす
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