★【質疑応答2】アジア杯へのサバイバル…森保一監督「招集したい選手はまだまだいる」《キリンチャレンジカップ》

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▽日本サッカー協会(JFA)は4日、キリンチャレンジカップ2018に臨む日本代表メンバー23名を発表した。

▽会見に出席した日本代表の森保一監督はメンバー発表後、メディア陣からの質疑に応対。

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▽日本サッカー協会(JFA)は4日、キリンチャレンジカップ2018に臨む日本代表メンバー23名を発表した。

▽会見に出席した日本代表の森保一監督はメンバー発表後、メディア陣からの質疑に応対。来年1月に行われるアジアカップに向けて多くの選手を招集したい考えを明かした。

◆森保一監督(日本代表)
──アジアカップが来年1月に控えている中、この2試合をどういう位置づけにしたいか。また、今回のメンバー選考がどういう位置づけになっているか
「アジアカップに向けて日本代表を強化していかなくてはいけない、チーム作りをしていかなくてはいけないということは考えつつ、私が就任してから招集した選手はまだ限られています。いろいろな選手を見ながらチームの強化を図っていければと思います。今回パナマもウルグアイもW杯に出ている強豪国です。その中で選手たちの力、現在のコンディションを見極めながらアジアカップに向かってやっていければと思います」

「本当に招集したい選手はまだまだいます。今回のキリンチャレンジカップで招集した彼らが、どれだけアジアカップに残っていくのか、全員なのか、少数なのか、そこは実力の世界だと思うのでこれから試合を観た上で、アジアカップの期間で視察等の情報収集をして、その時のベストのチームを作っていきたいと思います」

──パナマとウルグアイという強豪チームと戦うが、それぞれのチームの印象。また、この2試合はメンバーを固定していくのか、それとも入れ替えて戦っていくのか
「どちらもW杯に出場している国で非常に力のあるチームです。我々日本代表の強化や成長につながると思っています。我々に何ができるかということをしっかりと考えていきたいです」

「選手はケガがなければフィールド20名、GKは3人ですが、2試合でより多くの選手を試していきたいと考えています。試合の流れもあるので、いろいろな状況に対応しながら選手の起用は考えていきたいと思います」

──臨機応変や対応力という言葉を常々使っているが、前回試すことができなかった3バックシステムや新たな布陣に挑戦することはあるか
「形やシステムの部分では、4バックと3バック両方を考えていきたいと思います。ただ、選手たちには臨機応変に対応力を持ってプレーしてもらえるように、プレーの選択肢を持ってもらえるように、原理原則の部分では変わらないということも同時に伝えていければと思います。そこはトレーニングを見て、試合の流れを見て準備していきたいと思います。試合の中で対応していきたいと思っています」

──GKが前回と同じ3人だが、それは前回1試合無くなったことで今回試したいという考えか、それとも現時点でこの3人を脅かす存在がいないということか。また、GKに求める理想像はあるか
「3人だけをずっと招集していくかどうかというのは、決めていません。もちろん3人とも良い選手ですので、ずっと選ばれる可能性もあります。ただ、他にも今回選んでもおかしくなかった選手、選びたいと思った選手はいました。今回3人を選んだのは、代表のところでは練習する機会や時間は少ないですし、練習の中で我々がやろうとする戦術やコンセプトの中でプレーしてもらう時間を長く持ってもらいたいということで、招集させてもらいました」

「彼らに求めることはまずは失点をゼロに防いでもらえるように。安定した守備、自身で止めるというところ、周りの選手と協力して相手のチャンスを未然に防げるということをやって欲しいです。攻撃の部分では、攻撃の第一歩として起点となれるように関わりも求めていきたいです」

──数人の選手の中にガンバ大阪、サガン鳥栖、柏レイソルとJ1で残留争いに巻き込まれている選手たちがいます。もし彼らのチームがJ2に落ちた場合、彼らのパフォーマンスが良ければ招集し続ける考えか
「お答えするのが難しい質問ですけど、良い選手で日本代表に選ぶべきだと思った選手については招集したいと思っています。ただ、まずはそうならないようにと思っています。ニュートラルに見ていかなくてはならない立場ではありますけど、日本代表を支えてくれるJクラブをはじめとする全てのチームに良い成果が出るように願って、我々は活動していければと思います」

▽日本代表は、12日(金)にデンカビッグスワンスタジアム(新潟)でパナマ代表と、16日(火)に埼玉スタジアム2002(埼玉)でウルグアイ代表と対戦する。

2018年10月4日(木)17:15

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