★アジア杯前ラストマッチ…森保一監督、大幅なメンバー変更を明言「より多くの選手を見たい」《キリンチャレンジカップ》

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▽日本代表を率いる森保一監督が20日に豊田スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2018のキルギス代表戦の前日会見に出席した。

▽16日に行われたベネズエラ代表戦を1-1で引き分けたものの、無敗を継続している森保ジャパン。

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▽日本代表を率いる森保一監督が20日に豊田スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2018のキルギス代表戦の前日会見に出席した。

▽16日に行われたベネズエラ代表戦を1-1で引き分けたものの、無敗を継続している森保ジャパン。今年最後の一戦の相手は、FIFAランキング90位に位置する中央アジアのキルギス。来年1月に行われるアジアカップに向けても最後の試合となる。

▽この一戦に向けて森保監督は、ベネズエラ戦からの大幅なメンバー変更を明言。また、チーム作りに関しては、どれが出ても連係・連動できるような選手層にしていきたいと語った。

◆森保一監督(日本代表)
──キルギス戦でのメンバー起用について
「ベネズエラ戦からは大幅にメンバーを代えて臨みたいと思っています。より多くの選手にプレーしてもらうことと、プレーを見たいということで、選手を変更したいと思っています。ただ、最終的にどれだけ代えるかは今日の練習を見て考えたいです」

──メンバー発表会見時に「アジアとの戦い方は別だ」と話していたが、明日のキルギス戦ではどういう変化を持たせたいか
「ロシアW杯をスタッフとして経験させて頂き、これまでの経験の中でもアジアでの戦いは別々に考えなければいけないなと思っています。アジアでは、我々に対して対策をしてきます。我々がやろうとすることを、これまでの9月のキリンチャレンジカップから積み上げてきたものをキルギスというアジア勢との戦いの中でもトライしていきたいです。アジア以外とアジアでの戦いは違う戦いを想定しつつも、我々が目指していくものはしっかりと出したいです」

──先日の会見で「攻撃でもう1ユニット組めるぐらいの戦力アップをしたい」と言っていたが、選手を代えてもう1ユニット組みたいのか、アジアでの戦いを見据えて戦術的に別の形を模索していきたいのか
「先日の質問での私の受け答えからすると、攻撃面について質問されたのでそうお伝えしましたけど、チームとして2チーム分以上の選手層を持って今後戦えるようにと思っています。攻撃の部分でも9月からより長い時間一緒にプレーしている選手たちがいますけど、彼らが誰とでもコンビを合わせられるように連係・連動ができるようにより多くの選手に絡んでもらえるようにしたいです。攻撃のシステム的な形としては、またこれから考えていきたいですけど、まずはより多くの選手が誰とでも連携・連動できるように、1人でも多くの選手が絡んで選手層を厚くしたいと思っています」

──キルギス戦が今年ラストの試合になるが、どのような位置づけか
「アジアカップに向けて日本代表としては最後のキリンチャレンジカップでの試合になると思います。準備という部分でも国際親善試合が最後になります。まずはチーム力をしっかりと上げていけるように戦術の浸透を図っていき、我々がレベルアップすることを明日の試合でも考えて臨みたいと思います。そうすることによって、アジアカップでも良い戦いができると思うので、まずは次につながる試合をしたいです」

──キルギス戦ではアジアカップでのどういう部分を想定して戦いたいか。また、キルギスを含む中央アジアのサッカーをどのように見ているか
「まずはアジアカップを見据えたマッチメイクでの試合になります。相手のことを分析して、相手を知ったうえで戦わなくてはいけないですけど、我々が今何ができるのか、どういったところを上げていかなくてはいけないのかという戦術浸透の部分をしっかりとやった上で明日の試合に臨みたいと思っています」

「中央アジアについては非常に球際が激しく、厳しく、そこから試合のペースを握っていき、個々の技術もしっかりしているという印象があります。明日のキルギスに関しては、非常に堅い守備ができるチーム、堅い守備から素早い攻撃を仕掛けてくるという印象を持っています」

──ここまで若い選手の活躍が目立っているが、反対に経験豊富な選手たちにはどのようなことを期待しているか
「これまでの日本代表の活動において、若い選手に話題性がより多くあると思いますが、チーム全体として全員が良いトライをする、成長するという気持ちを持ち、日本代表を強くしたいと思って臨んでくれていると思います。若い選手たちが躍動できているのは、経験のあるベテランの選手たちが、若い選手たちに思い切りプレーをさせてあげる環境づくりをしているからこそだと思います。チームとしてそのバランスが非常に良く、これまではチームとしての活動ができているのかなと思っています」

──アジアカップのメンバーでは、今まで一度も呼んだことのない選手を呼ぶ可能性はあるか
「それはもちろん可能性としてはあり得ると思っています」

2018年11月19日(月)19:30

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