★キルギス代表との1年ぶりの再戦に気を引き締める日本代表・森保一監督「100%ファイトできるように」《カタールW杯アジア2次予選》

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日本代表は11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス代表戦に向け、アウェイのキルギスでトレーニングを行った。

ここまで予選3連勝を飾っている日本は、これまで召集されていたMF堂安律(PSV)、MF久保建英(マジョルカ)がU-22日本代表に参加。

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日本代表は11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス代表戦に向け、アウェイのキルギスでトレーニングを行った。

ここまで予選3連勝を飾っている日本は、これまで召集されていたMF堂安律(PSV)、MF久保建英(マジョルカ)がU-22日本代表に参加。そのため、メンバーを入れ替えての戦いとなる。

キルギスでのトレーニング初日を終えた森保一監督が、トレーニング後に報道陣の取材に応対。昨年対戦したことからの油断や気の緩みをなくし、しっかりとレベルアップしながら勝利を収めたいと語った。

◆森保一監督(日本代表)
「我々に隙や油断が生まれないようにということは、しっかり自分たちのメンタル、モチベーションの部分、試合をやる前に勝ち点3取れていることはないということをしっかり肝に命じて、気を引き締めて準備しなければいけないと思っています」

「しかしながら、アジア予選のこの3試合は、選手たちが隙や油断を見せることなく、相手に与えることなく戦ってきてこれていると思うので、今回も選手たちが良い準備をしてくれるという風に思っています」

「キルギスと去年対戦して、メリットの部分ではキルギスは監督も代わっていないですし、戦術的にはシステムを変えることはありますけど、非常に個のフィジカルの強さがある、技術的にもしっかりとした規律の取れたチームかなと思っています」

「デメリットの部分では、去年日本で勝ったというところが気の緩みに繋がらないように、しっかりと気を引き締めて準備して、試合の中で100%ファイトできるようにしないといけないと思っています」

「ただ、ホームとアウェイとの戦いは違うと思いますし、前回はホームで素晴らしいピッチの中、そして日本代表のサポーターが我々の背中を押してくれるという、彼らにとっては完全アウェイ、我々にとっては心強いホームで戦えたということがあって、良い戦いができたと思います」

「前回のアジア予選ではタジキスタン戦は完全アウェイの中、非常に難しい試合になったことも踏まえて、このキルギス戦でも去年勝ったとはいえ、完全アウェイの中の雰囲気の中で戦わなくてはいけないということ、相手のパワーは増してくるということ。環境面でも、ピッチは日本のように良くはないと思いますので、ミス等も出てくる局面も出るかと思いますけど、我々がプレーをしっかりと続けることと、気持ちを切らさずに集中して戦うことを、デメリットの部分にならないように準備したいと思います

──日本と対戦した後、アジアカップでは見違えるチームになっていたが、今のチームをどう見ているか

「メンバーが変わったりとか、同じ監督の中で戦術浸透を深めていきながら、良い選手が出てきているという。競争の中で監督が選手を育てている、成長させているなと思っています」

「直近もウズベキスタンと試合をしていますし、ウズベキスタンは非常に強いチームです。かなり強度の高い試合をもって我々の試合に準備しているということは、しっかり強度の高い試合になるということを覚悟して準備しなければいけないと思います」

──U-22日本代表に堂安律と久保建英が招集されたことで、2列目の構成が変わりますが、期待などは

「コンビネーションについては、全く心配していません。前回もそうですし、これまでの活動の中、毎回メンバーを変わらずに戦ってきた訳ではないので、色々な選手が試合に出てくれて、お互いの特徴を踏まえながら、チームのコンセプトの中戦ってきてくれています」

「それは10月の部分でもやってきているところはありますし、全く心配していません」

「選手の入れ替わるというところはあると思いますが、日本の層の厚さを示すチャンスだと思いますし、時々話させていただいているように、A代表から東京オリンピックチーム、U-22のところまではラージグループと考えています」

「そこは目の前の試合も結果にこだわりつつ、全体のレベルアップができるように、今回代表ウィークでA代表が2試合、U-22が1試合ありますが、その中で日本代表の強化となる3試合になると思って、メンバーを構成しています」

「これまでは色々な選手が誰とでも合わせられるようにと考えてきました。ワールドカップ予選、長期の大会となった時に、限られた選手で大会を戦い抜いて結果を出すというのは、なかなか有り得ないと思います。層が厚いチームが最後一歩踏み出せると思っていますので、今回はチームの層の厚さを示すとともに、厚さを増す、レベルアップできればと思っています。もちろん、勝利を目指して戦うということを第一優先にこだわりながら、レベルアップにつなげたいです」

2019年11月11日(月)22:00

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