フランクフルトの元オランダ代表DFイェトロ・ヴィレムスが衝撃の過去を明かしている。イギリス『SPORTbible』が伝えている。
カリブ海のキュラソー島で生まれたヴィレムスとその家族は、より良い生活のためにオランダに移住したものの、それでもお金を工面することに苦労していたという。
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そして、9歳のころ、他に選択肢がなくなった両親に頼まれたヴィレムスは、麻薬密輸を行ったようだ。
「ある時点で、僕たちはお金を使い果たした。就職してもお金が足りなかった。それから両親は麻薬を密輸するつもりだと言った」
「それから僕は自分を犠牲にした。両親は僕にこのことについて話した。家族のためにする必要があるならば、ただそうするだけだ」
「彼らはそれを僕の足にくっつけた。とても奇妙だったが、子供たちには全く注意を払っていなかった」
「それは、僕たちにとって光だった。すべてがうまくいき、彼らは仕事をした。僕が望むのは、二度とその状況に陥らないことだ」
「僕は両親に、私に与える予定のすべてのものを妹に与えるように言った。僕が欲しかったのはフットボールだけだった。結局、私の命を救うことになったのはそのボールだった」
その後、スパルタ・ロッテルダムの下部組織に加入したヴィレムスは、16歳でファーストチームデビューを飾ると、PSVに移籍し、ユーロ2012ではオランダ代表としてプレー。ユーロ史上最年少出場選手となった。
現在はフランクフルトに所属しているヴィレムスだが、昨シーズンにレンタル移籍で加入していたニューカッスル時代のケガが完治せず、現在はリハビリ中だ。