サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。
今回はオリンピアコスの元フランス代表MFマテュー・ヴァルブエナがマルセイユ時代に決めたゴールだ。
2006年夏にマルセイユに加入したヴァルブエナは、リーグ屈指のMFとして長年に渡りフランスの名門クラブで活躍。代表のタレントひしめく中盤でも、主力の1人としてプレーした。
抜群のテクニックを活かしたドリブルとパスを武器に、攻撃面で違いを生み出すヴァルブエナだが、2008年1月26日に行われたリーグ・アン第23節のカーンでは、見事なゴールを決めている。
1-1と同点で迎えた41分、相手陣内左でヴァルブエナがボールを持つと、中央へ向けてややカットインし、ゴールからまだ距離がある位置からロングシュートを放つ。カーブのかかったシュートは、大外から美しい弧を描きながらゴール右上に決まり、素晴らしい勝ち越しゴールとなった。
ヴァルブエナはこの試合で、このロングシュートを含む2ゴールをマーク。それ以外にもFWジブリル・シセがハットトリックを達成するなど、大量6ゴールを奪ったマルセイユが6-1で大勝を収めている。