★「最低限」と2ゴール4アシストを語るFW伊東純也、この試合の狙いは「どんな相手であれ全力で」
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日本代表は30日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でモンゴル代表とフクダ電子アリーナで戦い、0-14で日本が勝利した。
1年4カ月ぶりとなる公式戦。
日本代表は30日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でモンゴル代表とフクダ電子アリーナで戦い、0-14で日本が勝利した。
1年4カ月ぶりとなる公式戦。立ち上がりから日本はチャンスを作ると、13分に南野拓実の予選5試合連続ゴールで先制。するとこのゴールを皮切りに、23分に大迫勇也、26分に鎌田大地、33分には守田英正に日本代表初ゴールが生まれるなど、前半だけで0-5とする。
後半に入っても攻勢は止まず、途中出場で日本代表デビューを果たした稲垣祥の2ゴールや伊東純也、古橋亨梧も2ゴールを決めたほか、大迫も日本代表で初のハットトリックを達成するなどし、日本のW杯予選史上最多となる14ゴールを奪って勝利を収めた。
試合後、2ゴール4アシストを記録したMF伊東純也(ヘンク)がオンラインのメディア取材に登場。試合を振り返った。
まずは出色の出来を見せた自身のパフォーマンスについて「チャンスの数からして最低限かなと思いますけど、前半の一対一を外したところとか突き詰めていかないといけないと思います」とコメント。満足することなく、課題を口にした。
この試合で狙っていたことについては「(松原)健と話し合って、森保さんも言っているようにどっちかが幅を取れるようにやっていました」と、右サイドバックに入った松原健(横浜F・マリノス)と話をしていたとし、「自分が幅をとった方が相手も嫌がっていて、それで健が中に入りました」とコメント。「シンプルに落としたりワンツーでいったり、シンプルに縦に行ってクロスとなど、相手か嫌がることができたと思います」とし、狙い通りの選択が相手を混乱させたと語った。
また、韓国戦に続いて守備面でも高いパフォーマンスを見せ、ボール奪取からゴールも奪っていたが、「相手がどんな相手であれ全力で行こうと思っていたので、守備の部分でも手を抜かずに最後まで走り切ろうと思っていて、そこだけは意識していて常にプレッシャーをかけようと思いました」とコメント。高い意識を持って臨んでいたと明かした。
この2試合での収穫と課題は「攻撃のドリブルの部分でもっと自分だったら違いが出せたかなと思いますし、そういうところでミスが起こることが多かったので、守備でも攻撃でも走ってもその精度を落とさないようにしたいと思います」と、どんな時でも高いパフォーマンスを保てるようにしたいと語った。
この先は最終予選やワールドカップと厳しい戦いに入っていくが「相手が強くなればチャンスも少なくなるので、そのチャンスを決め切るとかアシストするとかが大事ですし、自分の役割としてはそのチャンスをより多く作ることなので、そこを日々できるようにしたいと思います」と、チャンスメイクの力をよりつけていきたいと語った。
クラブではインサイドハーフとしてプレーする中で、日本代表ではワイドで高いパフォーマンスを見せたが「チームでは今、中をやっていますし、そこができることはプラスになっています」とコメント。「ワイドは元々得意だったので、状況に応じてどっちもできるのは武器だと思います」と語り、どちらでもプレーできることが武器だとコメント。「健がうちに入るスタイルがハマっていたので、僕がワイドに入ることを意識していました」と、今日はワイドを選択したと語った。
また、後半には左サイドに浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード)や古橋亨梧 (ヴィッセル神戸)が入ったがその点での変化は「人が変わったというよりは点差があっても自分のプレーを最後までやろうと思っていたので、チャンスがあれば前に行ってクロスを上げようと、90分意識を持って最後までやりました」と語り、周りの選手に関係なく、最後までやりきる意識があったとした。
自身のこれからのキャリアについては「まずは今のチームでしっかり最後まで結果を残して、日々レベルアップできるようにやっていきたいと思いますし、そのあとのことはまだ終わっていないので、ここで結果を出してからかなと思います」とコメント。まずはヘンクでしっかりと結果を出し続けたいと語った。
2021年3月30日(火)23:19