★PL制覇でシティ通算10個目のタイトル獲得のグアルディオラ、「最も難しかった」
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マンチェスター・シティに2年ぶり7度目のプレミアリーグ優勝をもたらしたジョゼップ・グアルディオラ監督が、喜びを噛みしめている。クラブ公式サイトがスペイン人指揮官の優勝決定後の第一声を伝えている。
マンチェスター・シティに2年ぶり7度目のプレミアリーグ優勝をもたらしたジョゼップ・グアルディオラ監督が、喜びを噛みしめている。クラブ公式サイトがスペイン人指揮官の優勝決定後の第一声を伝えている。
今月1日に行われた第34節クリスタル・パレス戦の勝利で優勝に王手をかけていたシティだったが、8日の第35節チェルシー戦では1-2の逆転負けを喫して、ホームでの自力優勝のチャンスを逃した。
それでも、11日に行われた第36節で2位のマンチェスター・ユナイテッドがレスター・シティに1-2で敗れたことで、残り3試合での勝ち点差が10ポイントとなったことで、2シーズンぶり通算7度目の優勝が決定した。
2016-17シーズンにシティの指揮官に就任したグアルディオラ監督は、就任2年目に2位のユナイテッドに19ポイント差をつけ、イングランド史上最多の100ポイントを獲得して初のリーグ制覇を達成。その翌年にはリバプールとの一騎打ちとなった優勝争いを制し、2008-09シーズンのユナイテッド以来となる10年ぶりのリーグ連覇を成し遂げた。
そして、今シーズンは一時11位まで順位を落とす苦しい序盤戦を過ごすも、最終的には3節を残して優勝を決めた。
個人として通算31個目、シティの指揮官としては節目の10個目のトロフィーを獲得した稀代の名将は、昨シーズンに引き続きコロナ禍での戦いとなった今季ここまでを回想。自身にとってもチームにとっても最も難しい戦いだったと語っている。
「他に類を見ないシーズンとプレミアリーグのタイトルになったよ。これは最も難しいものだった。そのシーズンに優勝したことでずっと記憶に残ることだろう。私はこのチームの監督であること、そしてこのグループとプレーヤーたちを誇りに思うよ」
「彼らはとても特別な存在なんだ。今シーズン、様々な制約や困難に直面しながらも、一貫性のあるプレーを見せてくれたことは素晴らしいことだ」
「絶え間ない努力だ。彼らは毎日、成功のために戦い、常に上を目指そうとしている。彼らは非常に反発力を持っている」
「それはバックルームスタッフのすべてのメンバーにも当てはまることだ。彼らはこのような激動の1年を通して、プレーヤーが予期しない課題や新しいルーティーンに完全に対応できるように、舞台裏で精力的に取り組んでくれた」
「もちろん、このクラブを成功に導くために働いている組織全体のスタッフも忘れてはならない。CFAのオフィスであろうと、自宅で仕事をしていようと、このような困難な状況下でのすべての従業員の努力が、今回の成果に繋がった」
また、29日に決勝を控えるチェルシーとのチャンピオンズリーグ(CL)はシティにとっての悲願のタイトルとなるが、グアルディオラ監督はそれでもプレミアリーグ制覇の価値を強調している。
「毎シーズン、プレミアリーグは我々にとって最も重要なタイトルだ」
「このコンペティションでは3日に1度、ホーム&アウェーですべてのライバルと対戦しなければならない」
「毎週、毎週、最高の状態でなければ、このコンペティションに勝つことはできない。だからこそ、大きな成功なんだ」
最後に、スペイン人指揮官はコロナ禍においてスタジアムで声援を送ることはできなかったものの、様々な形でチームをサポートしてきたファン・サポーター、さらに、今年1月に逝去したクラブのレジェンドである元イングランド代表MFのコリン・ベル氏(享年74)への思いを口にしている。
「ファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えることはとても重要なことだ」
「苦しいときに、これまでのようにファンが応援してくれる声を聞くことはできなかったが、どこに行っても彼らが一緒にいてくれることを知っているし、それが我々を元気づけてくれるんだ」
「私は彼らに約束する。我々は彼らの愛を感じ、感謝し、そのおかげで今の我々があるのだということを理解しているとね」
「そう遠くない日に、みんなでお祝いできることを願っている」
「今年は多くの人にとって大変な年だった。この1年は本当にファンのため、そしてコリン・ベルとその家族のためにあったと思っているよ」
2021年5月12日(水)6:06