★予選連勝中のミャンマー、日本代表戦に向け監督が意気込み「苦しめる選手は何人かいる」

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27日、ミャンマー代表のアントワーヌ・ジョン・パウル・ヘイ監督が、28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表戦に向けて記者会見に出席した。

ここまでグループステージで5試合を戦い、2勝3分けの5位に位置しているミャンマー。

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27日、ミャンマー代表のアントワーヌ・ジョン・パウル・ヘイ監督が、28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表戦に向けて記者会見に出席した。

ここまでグループステージで5試合を戦い、2勝3分けの5位に位置しているミャンマー。監督就任後は2連勝を収めている。

しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大や国内での軍事クーデターの問題で2020年は活動が行われてなかった。

ヘイ監督は日本戦に向けて「明日の試合は、とても楽しみにしている。選手、チームにとって、アジアで最高のチームと対戦するまたとないチャンスだ」とコメント。「日本は優秀なチームで、活躍している選手もたくさんいる。そういった意味でも、明日の試合が楽しみで待ちきれない」と語り、日本戦への意欲を示した。

昨年は活動がなく、国内リーグも中断していたミャンマー。それでも日本戦に向けての準備はしてきたとのこと。「練習は4月20日から開始して、24名で今日まで集中的にトレーニングをしていた」とコメント。「最初は特に厳しくトレーニングをした。全くプレーしていない選手もいたからだ。ただ、故障者もなく、厳しいプログラム、厳しいトレーニングをしてきたので、準備は万端。選手は集中しており、変な緊張感もなく、明日の試合は楽観的に考えている」と語り、日本戦に向けての準備は万端だとした。

国内リーグもない中で選手選考は苦労したというヘイ監督。「選手選考は難航した」とし、「2020年に試合がなかったこと、リーグも10月に止まったのではなく終わってしまったので、定期的に選手がプレーしていないとう状況だった」と語り、半年以上定期的にプレーしていない選手が多いとのこと。それでも「この数週間で練習を積み上げて、選手の様子を見た。コロナ禍では国際サッカーは非常に影響を受けており、ミャンマーはコロナ禍であり、色々と困難があるが、選手は不平不満を言うわけではなく、プロとして自分ができることを精一杯してきた」と語り、問題はないことを強調した。

今回の来日についても「大変難しい状況ではあった」とし、「特にコロナの状況があり、コロナ禍で国際線の便数が限定的であり、入国手続きも複雑で、事務手続きも非常に必要になった。過去ほど容易に来日することはできなかった」とコメント。それでも「我々が1週間前に来日できたのは幸運で、練習ができた」と語り、早期に日本へ来れたことが幸運だったとした。

一方で、様々な理由で今回の代表招集に応じなかった選手がいることも告白。「秘密ではないので言うが、何人かの選手が個人的な理由で代表に入らない選択をした。声をかけたが招集に応じなかった選手はいた」とコメント。「対処の方法だが、今後3試合が終わった後で、サッカー協会がどういう対応するのか検討すると思う。代表不参加の理由、招集に応じなかった理由を見ながら検討するだろう」と語り、6月の2次予選終了後に何らかの結論が出ると語った。

注目すべき選手については「ここで選手の名前を挙げて、明かしてしまうのは賢明ではないと思う」とコメント。情報があまりないことがプラスだとし、「ミャンマーチームが有利な点だと思う。チームや選手があまり知られていないので、日本のテクニカルチームにも知られていないと思う」と語り、「明日は苦しめる選手は何人かいるが、そこはJFAのテクニカルチームや監督に宿題をしてもらう。確実に活躍できる選手はいるので、苦しめることはできると思う」と、日本戦でも通用する選手がいると語った。

日本代表vsミャンマー代表の一戦は、28日(金)の19時20分からフクダ電子アリーナで行われる。

2021年5月28日(金)11:20

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