★7戦連発の南野拓実「圭佑くんの横に並んだのは嬉しい」、それでも苦しんだ試合に「良い対戦相手だった」

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日本代表MF南野拓実(サウサンプトン)が、タジキスタン代表戦を振り返った。

7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表vsタジキスタン代表の一戦がパナソニック スタジアム 吹田で行われ、4-1で日本が勝利した。

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日本代表MF南野拓実(サウサンプトン)が、タジキスタン代表戦を振り返った。

7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表vsタジキスタン代表の一戦がパナソニック スタジアム 吹田で行われ、4-1で日本が勝利した。

スタメンにJリーガー7名を並べ、これまで出場機会の少なかった選手や久々の代表招集選手、初先発の選手が多い中、6分にその初先発の古橋亨梧(ヴィッセル神戸)が先制ゴールを記録。しかし9分にエフソン・パンシャンベにゴールを許し、2次予選の無失点記録がストップする。

あまり強度が上がらない立ち上がりでまさかの失点。少し押し込まれる時間帯が続き、トーンダウンした中、40分に古橋のクロスを南野が決めて勝ち越しに成功。後半には鎌田大地(フランクフルト)が入ったことで活性化すると、51分に橋本拳人(FCロストフ)が初ゴール。さらに71分には川辺駿(サンフレッチェ広島)が決め、4-1で勝利した。

この試合で勝ち越しゴールを決め、予選7試合連続ゴールを達成。これは2015年から2016年にかけてのロシアW杯アジア2次予選と最終予選でMF本田圭佑(ネフチ・バクー)が記録した記録に並んだ南野。記録についても嬉しいと語ったが、チームの勝利が嬉しいとした。

「記録を達成できたことには個人的には凄く嬉しく思っていますけど、並んだだけですし、まだ2次予選なので。(本田)圭佑くんの横に並んだのは嬉しいですけど、まだまだ代表で実績を残していきたいので、何よりチームの勝利が嬉しいです」

改めてゴールシーンを振り返ると、興国高校の同級生である古橋が抜け出してラインぎりぎりでクロス。これをニアに飛び込んで左足で合わせて決めた。

前半はあまり良い状態でボールを受ける回数が少なかった南野だが「チャンスはそんなに多くなかったですが、その中でああいうクロスでニアに飛び込むとか、こぼれ球とか、鼻が利くボックス内でのプレーでゴールに繋がるんじゃないかなと思っていました」とコメント。ゴールについては「あの時もニアが空いていたのを感じたので、クロスも良くて、一瞬の隙をつけたのは良かったです」と語り、感じていた中で、しっかりとゴールを決められたことを喜んだ。

これまでの2試合とは相手のレベルも上がり、苦しい展開が特に前半は続いていたが「ハーフタイムに話していたのは、ボランチの2人をもう少し押し上げた位置でボールを動かせるためにどうしたらいいか」と語り、「前半は僕は特にボールが入った時のFWとの距離感や、ボールが入りにくい状況だったので、ポジショニングを高くしてボール受ける意識することで良くなったと思います」と、味方との距離感があまり良くなく、後半にかけて修正していったとコメント。自身はベンチに下がったが、後半は「サイドバックの位置も良くなって、相手の体力もあったとは思いますがそこを改善して後半は良くなったと思います」と語り、改善されたと語った。

3月のモンゴル代表や先日のミャンマー代表とはレベルが違ったタジキスタン。しかし、最終予選ではもっとレベルの高い相手との試合が待っている。

「前の2試合は点差が開いて、今日は僅差で、1失点しましたし、最終予選に向けては良い対戦相手だったと思います」とタジキスタン戦は良い経験になったとコメント。「もっと苦しくなるし、アウェイでもっと暑い中でプレーするとなると、僕たちは精度を上げないといけないですし、今日出た課題は次に繋げたいです」と語り、反省してしっかりと次に生かしたいと語った。

今日の試合で見せたかったプレーについては「もっと個人的にはチームの攻撃のスイッチを入れるとか、サイドとFWとより距離をとってアクセントをつけるとか」と攻撃面の動きをつけたかったとコメント。「状況としてうまくいかず、1-1になってしまいました。自分の感覚的には、そこも重要だけど、ゴール前での、ゴールへの嗅覚というか、誰よりも早く反応して1点取ることが重要になると感じていたので、結果クロスからのゴールでしたけど、飛び込むことは重要だったと思います」と語り、ゴール前に飛び込めて行けたことが良かったと、自身のパフォーマンスを評価した。

2021年6月7日(月)22:50

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