★「倒れる判断も必要だった」ファウルをもらう判断もあったと語る遠藤航、残り9試合は「全部勝つことを考えて」

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7日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦、中国代表に向けて、日本代表はカタールでトレーニングを続けている。

日本は2日に行われたホームでの初戦、オマーン代表戦では0-1で敗戦。

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7日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦、中国代表に向けて、日本代表はカタールでトレーニングを続けている。

日本は2日に行われたホームでの初戦、オマーン代表戦では0-1で敗戦。5年前と同じ初戦ホームでの黒星は、大きく期待を裏切ることとなった。

そこから移動しカタール3日目となった5日、シュツットガルトのMF遠藤航がオンラインのメディア取材に応対。オマーン戦の敗戦を受け、中国戦に向けて大事にしたいことを語った。

「オマーン戦の分析をして選手同士で話もしましたが、個人としてはサイドをいかに起点にできたかが大事に思っていました」

「右は(伊東)純也はサイドに張って、左は(原口)元気くんは(長友)佑都くんのオーバーラップを生かした方が良いかもしれないですし、中に入ってくれば(鎌田)大地と(柴崎)岳と僕で4人にできたかなと思いますし、よりボールを奪えたかもしれないというのもありました」

「右からのクロス、左からのクロスに対して人数かけて入るとか、迫くん(大迫勇也)のサポートができたかなと思いました。後半は人数をかけられたので、そういった形をもっとできればと思います」

中央を固めた相手への苦労が伺えた試合。そしてサイドからの攻撃を仕掛けながらも、本当に有効だった手を打ててはいなかったことを反省した。

また、メンタリティの部分でもオマーンに負けていた日本。その点について遠藤は「そこはベースなので、自分たちは失ってはいけないと思います」と語り、「僕は戦術的な部分プラス、ちょっとした切り替えの遅さや球際の部分でも足りなかったと思います。佑都くんもいっていましたが、そこはベースの部分なのでやらなければいけないです。あとは戦術的な部分でどうするかです」と、戦い方の前に、局面での気持ちの強さや、相手に勝ち切るというメンタルは取り戻さなければいけないと語った。

そのオマーン戦では、日本代表が受けたファウルはオマーンの「13」に対して「8」という状況。被ファウル数が少なかった試合でもあった。

その点については「この前のオマーン戦は審判が結構吹く審判だったので、オマーンの選手が倒れてアピールしたらファウルになっていました。相手が当たりにきていたら倒れてファウルをもらっても良かったのかなと思います」と、審判の基準に合わせてプレーをする必要もあったとコメント。「迫くんに入れた時も頑張ってキープしてくれますが、そこもファウルをもらっても良いのかなと」と、粘ってプレーを続けることを意識している日本だが、「普段はファウルじゃないと思って倒れないで頑張っているところも、倒れる判断も必要だったかなと思います」敢えてファウルをもらうという判断も必要だとコメント。「頑張ってやろうとしているところが多いかなという感覚が、この前の試合は日本側は多かったかもしれないです」と、その点もピッチで判断する必要があったとした。

もちろん、ファウルをもらうことを最優先でプレーするわけではないという遠藤。「ファウルをもらうことはベストだとは思わないですが、選択肢の1つ」と、上手く流れを切るためにもらうことも考えなければいけないのが、最終予選だと語った。

チームのメンタリティとしても残りの9試合が大事になる状況。遠藤は「最終予選はプレッシャーがあるので、伝えていくというよりは、1人1人がそれを感じて、ピッチでそういうプレッシャーがある中でも、いかに普段やっているプレーを出せるか。そういうプレーを楽しめる方がメンタリティ的には良いかなと思います」とコメント。「若い選手で気にしている選手がいればアドバイスはしようと思いますが、今のところそういう選手はいないと思っています」と、気持ちで負けていることはないとした。

それでも勝たなければいけない中国戦がやってくるが、「先のことを見過ぎずに、目の前の試合で勝ち点3を積み上げることがW杯に繋がると思っているので、それは変わらないです」とコメント。「ホームで負けた分、アウェイで勝ち点3をしっかり取らなければいけないとは思います。この後の試合は、全部勝つことを考えて臨むことが大事になると思います」と、一戦必勝で全て戦い抜くことを誓った。

2021年9月5日(日)18:45

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