★スーパーゴール取り消しは「しょうがない」と語るMF伊東純也、オマーン戦は「ゴールに繋げたい」
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日本代表MF伊東純也が、ベトナム代表戦を振り返った。
11日、日本はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5戦でベトナムと対戦。
日本代表MF伊東純也が、ベトナム代表戦を振り返った。
11日、日本はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5戦でベトナムと対戦。アウェイの地で前半戦最後の試合を迎えた。
チャーター機の遅れがあり、ヨーロッパから合流する選手たちは前日練習のみで試合に臨むこととなった中、スターティングメンバーには、合流が遅れた吉田麻也、冨安健洋、守田英正、伊東純也、南野拓実と5名を起用。10月のオーストラリア代表戦からは酒井宏樹に代えて山根視来を起用するのみの変更となった。
試合は17分、南野拓実のグラウンダーのクロスをファーサイドで伊東が詰めて日本が先制。さらにカウンターから41分に伊東がスーパーゴールを決めるが、これはVARのチェックの結果、田中碧がオフサイドだったとして取り消される。
後半も日本がチャンスを作り続けたが、ゴールを奪えず。それでも0-1でなんとか勝利を収め、勝ち点3を獲得した。
この試合、貴重な先制ゴールを決めるだけでなく、守備でも奮闘した伊東。試合後は足を痛めた様子だったが「最後スライディングしてカットしたときに相手の全体重が乗ってきて、今は圧迫してアイシングしています」とコメント。「個人的には大丈夫だと思っています」とオマーン戦も問題はないと状態を語った。
見事なスプリントからの先制ゴールについては「カウンター気味で(南野)拓実が裏抜けて、早いボールが欲しいと思っていたらきたので、詰めるだけでした」とコメント。欲しかった形のクロスが入ってきたと語った。
一方で取り消されたゴールについては「ボールが溢れて来たので、そこにいち早く反応して、サイドで一対一で仕掛けました。クロスをあげようと思ったんですが、カットインしたらシュート打てたので打ちました」とコメント。良い判断ができたが残念ながら取り消されることに。それでも「しょうがないなと思いました」と判定は仕方ないと振り返った。
左サイドからの突破だったが「いつもやっているサイドじゃないので得意というわけではないですが、右利きなのでカットインしたら打ちやすいなと思います。それがうまくはまったと思います」と、良い形ができたと感じているようだ。
ピッチ状態は難しいものもあったが「全体的に難しさもありました。でも、ピッチを言い訳にはできないので」と語り、「もっと点を入れて勝ちたかったですが、しっかり勝てたので良かったです」と、ゴールはもっと取りたかったものの、まずは勝利したことを喜んだ。
この試合に向けては前述の通り選手の移動でアクシデントが発生。伊東もそのうちの1人だったが「起こってしまったことは仕方ないので、飛行機の中でリカバリーをしっかりしたり、リラックスして回復することを考えました」と切り替えて過ごしていたとコメント。「練習は1日しかできなかったですが、みんなで話して合わせて、今日の試合に臨めたと思います」とコミュニケーションを取って、準備をしたと語った。
3トップはオーストラリア戦と同じ組み合わせとなったが「個々の特徴的に(南野)拓実は中に入って、迫くん(大迫勇也)は前で収めて、僕はワイドで仕掛けてという攻撃は前半は何度か作れたと思います」とチャンスは作れていたとコメント。後半については「後半は(山根)視来がフリーで受けていて、5バックの間に立っていましたが、視来にプレッシャーがいかなかったので、シンプルに裏に走ったら何度かうまくいったので、そうしました」と、相手の守り方を見て、動き方を変えたと明かした。
16日はオマーン代表戦。3連勝を目指して戦うことになり、最終予選初戦で敗れている借りを返す必要がある。「サイドからチャンスを作れていてもゴールにならなかったので、今回はゴールに繋げたいと思います」と語った伊東。2戦連発に期待が掛かる。
2021年11月12日(金)1:55