★「エースだと思ったことはない」最終予選での活躍が目立つも謙虚な伊東純也「やってやろうという気持ちは変わっていない」
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日本代表のMF伊東純也(ヘンク)が14日、オンラインのメディア取材に応じた。
日本は11日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦で1-0と勝利。
日本代表のMF伊東純也(ヘンク)が14日、オンラインのメディア取材に応じた。
日本は11日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦で1-0と勝利。その際に伊東は、17分にボックス内左まで持ち上がったFW南野拓実からのクロスを身体ごと押し込んで決勝点を挙げていた。
さらに、9月8日に行われた中国戦では大迫の決勝ゴールをお膳立てするなど、最終予選での活躍が目立つことから新エース誕生かとの声も浮上。しかし、伊東本人はこれを否定し、状況を見ながらのプレーをすると語りつつも、狙えるところは狙っていくと語った。
「自分がエースだと思ったことはないです。得点に絡むことは仕事だと思いますが、得点を奪うキャラではないというか、チャンスメイクで味方が良い位置にいたらしっかりそこにパスを出すことも大事です」
「自分が自分がにならず、しっかりベストな選択ができればと思います。チャンスがあったら狙っていきたいとは思います。状況を見ながらですね」
試合で主にウインガーを務める伊東だが、プレー自体はサイドからでも中央に入っていくスタイルでも構わないとのこと。試合の流れの次第でどちらにも対応し、そこからチャンスを生み出したいと考えているようだ。
「サイドから仕掛けるのが得意ですけど、どっちでも良さはあると思います。自チームでは中に入っていくので、どっちもやれるとは思います。ベトナム戦でも2回ぐらい左からスムーズに右に展開して一対一を仕掛ける場面があったので、そういうのが増えればよりチャンスが増えると思います」
その中でも自身の頭の中では縦に行くことが最優先だったとコメント。ベトナム戦ではカットインのシーンが少なかった理由も、縦にいけていたからだと語った。
「あまり中にカットインしなかったのは、自分の中での優先順位は縦にいってクロスを嫌なところに入れるのが高いです。縦を切られたら中に行くというスタンスですが、縦に行けていたので行っていました」
16日にオマーン代表とのアウェイゲームを控える中、9月2日に行われたホームでの前回対戦を振り返った伊東は、天候にも左右されるところがあったとコメント。
「あの時はピッチが雨でボールが止まってしまって、ロングボールが多くて難しい展開になりました。上手く自分たちでボールを握って、サイドに展開して散らして、空いたスペースに走って、一対一を仕掛けてというのを今回は出せればと思います」
また、プレーへの責任感、自身のタスクを最大限やる責任があるとした。
「出たらやってやろうという気持ちは変わっていないですし、試合に出たらみんながやってやろうという気持ちを出さなければいけないですし、自分が引っ張るという気持ちを出さないといけないです」
「年齢も上の方になってきているので、そういうところはしっかりやらなければいけないという自覚が出てきました」
2021年11月14日(日)21:10