★W杯は「夢のような場所」、堂安律が目指す先は「周りが生き生きする選手」
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29日、日本代表のMF堂安律(PSV)がメディアのオンライン取材でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選について語った。
27日に行われた中国代表戦で2-0と勝利した日本。
29日、日本代表のMF堂安律(PSV)がメディアのオンライン取材でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選について語った。
27日に行われた中国代表戦で2-0と勝利した日本。最終予選4連勝とし、2位をキープした。
2月1日に行われるサウジアラビア代表戦でも勝利が必要な日本は、28日から再び活動をスタートした。
29日のトレーニング前に堂安がメディア取材に応対。中国戦では終盤に途中出場となったが、途中出場で空気を変えることについて「自分にあるかないかは置いておいて、何かを魅せられる選手はそういう空気があると思いますし、良いプレーをしなくても何かあるなというのは見ている人が感じると思います」とコメントした。
また「それは選手が出せるものではなく、やって来たことを出すだけです。周りが生き生きする選手は魅せられる選手の魅力だと思うので、自分が出たら周りが生き生きしてくるというのは、技術ではないですが、そうなれればと思います」と語り、自身がピッチに立つことで何かを変えられる選手になりたいとした。
堂安は[4-2-3-1]にシステムが変わってからの途中出場となったが、現在の日本代表が採用している[4-3-3]については「[4-2-3-1]のウイングとは違って8番(インサイドハーフ)に2人いるので、自分がそのポジションに入ると重なるので、ワイドに張った方が良いと思います」と、より外に張る方が効果的だと語った。
ただ、「ボランチの選手が8番をやっているので、中に入っても良いのかなとか。なかなか前に来ないので中にとっても良いかなと思います」と、インサイドハーフの選手が高い位置を取らないのであれば、中に入る必要もあるとし、「そこは見ながらやっていると思います」と、状況を見て判断していると語った。
その堂安だが、サイドに張ってプレーした方が攻撃のバリエーションが増えると考えているようで、「僕はサイドとして張って受けた方が、コンビネーションで仕掛けるタイプなので良いと思います」と、一度サイドを受けて、ドリブルで突破するというよりも周囲とのパス交換や連携で突破したいとした。
その考えに関しては、所属チームでも感じているという堂安。PSVでは元ドイツ代表のマリオ・ゲッツェと並んでプレーしているが、「隣にマリオ・ゲッツェ、後ろに良い選手がいて生かされている感じです」とコメント。「出し手が良ければ、受け手が良くなるし、受け手が良く慣れば、出し手も良くなるというのがあります」と、互いに引き上げていくことが可能だと語った。
次節のサウジアラビア戦に向けては「完璧な試合運びをして完璧な内容で勝てれば理想ですが、それが難しいのであれば勝てばよしというサッカーでも良いと思います」とコメント。自身のゴールへの意欲については「毎試合点取りに行っていますし、ギラギラしてない風に思われたらサッカー辞めようと思っているので、見ている人が感じてもらえたらと思います」と、いつでも点を取りに行くつもりだとした。
最終予選の先にあるワールドカップについて堂安は「夢ではあるので、非現実的な世界だと思いますし、普通の人では絶対に経験できない何かがあるので、何かを成し遂げたい夢のような場所です」とコメント。その舞台に立つためにも、ピッチに立った時の躍動に期待が懸かる。
2022年1月29日(土)12:01