★鹿島で好調維持するFW上田綺世、エース不在の中で懸かる期待に「得点を貪欲に狙う」

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日本代表のFW上田綺世(鹿島アントラーズ)が、メディアのオンライン取材に応じた。

カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指す日本代表は、アジア最終予選でオーストラリア代表、ベトナム代表と対戦。

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日本代表のFW上田綺世(鹿島アントラーズ)が、メディアのオンライン取材に応じた。

カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指す日本代表は、アジア最終予選でオーストラリア代表、ベトナム代表と対戦。24日に行われるアウェイでのオーストラリア戦に勝利すれば、7大会連続7度目のW杯出場が決まる。

今回はヨーロッパ組や国内組がバラバラで現地オーストラリアに集合。試合前日にしか全員が集まることができないという厳しいスケジュールの中、19日に試合を行ったJリーグ組の7名が一足先に現地入りした。

上田もその中の1人であり、すでに現地入り。W杯最終予選の出番はこれまでないものの、今回の一戦に向けては「まずはコンディションを整えて、良いパフォーマンスを出せる準備をしたいと思っています」と意気込みを語った。

今年1月の国内組の合宿に参加。トレーニングマッチではハットトリックの活躍を見せるなどしていた上田は、Jリーグ開幕後もしっかりと結果を残し、ここまで7試合に出場し4ゴールを記録している。

自身のコンディションについては「良いコンディションできていると思います」と語る上田。今回はFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)がケガにより辞退したため、期待も懸かることに。オーストラリア戦については「1点が重い試合だと思うので、僕はFWですし、得点を貪欲に狙いながらもチームに求められていることを、バランス良くプレーする必要があると思います」と意気込んだ。

19日の湘南ベルマーレ戦では、圧巻のミドルシュートを決めている上田。「シュートレンジの長さ、広さはもともと武器だと思っていますし、動き出しを含めて色々なゴールを取れるように意識してトレーニングしています」とし、「その一部が最近はよく出るようになったんじゃないかなと思います」と、積み重ねが結果として現れるようになっていると振り返った。

理想のシュートについては「理想というのは特にないんですが、自分が色々な局面、瞬間で幅広いシュートの選択肢と、バリエーションを持つこと。自分にできない選択肢は試合中にもできないと思うので、1本のシュートに対して色々なアプローチがあることが、引き出しであり、選択肢になるので、そこを引き上げること、広げることは大事だと思います」と、色んなシュートを決められるように準備をしているとし、「同じようなシュートでもニュアンスによって違うシュートになるので、細かいことを意識してやっています」と、シュートには高い意識を持って取り組んでいるようだ。

ミドルシュートが増えている理由については「ミドルシュートを打つ機会というのは、どちらかといえば背後ではなく足元で受けてということになりますが、これは2トップを組んでいることが大きいと思います」とコメント。「2年前にエドゥアルドと2トップの時も結構打っていました。自分の動き出しを生かすために、落ちるプレーも意識していて、自分の駆け引きを成立するために意識しています」と、裏抜けを生かすために下がってプレーすることが、ミドルシュートを打つことにも繋がっているとした。

上田は2019年のコパ・アメリカで日本代表デビュー。最終予選では招集を受けたものの2試合ともメンバー外となるなど、出番はもらえていない。

ただ、その経験は生きているとし「明確に表すのは難しいですが、日本代表のトップトップを経験して、そこが基準にできていると思いますし、基準を知ることができたのは取り組みでも変化が出ているのかなと思います」と、自然と日本代表基準で自分が準備できているとした。

一方で、モチベーションの変化はないと言い、「僕は代表に来たら代表、チームにきたらチームで、その瞬間に属しているチームのことを考えています」とし、「落選したからモチベーションの変化はないというか、代表活動が終われば鹿島に専念して、選ばれたら代表ということの積み重ねだと思っています」と、その時のチームのことを最優先に考えているとした。

出番を得るために必要なことについては「短い時間でパフォーマンスをしなければいけない、武器を見せなkればいけない、持ち味を見せなければいけないということは立場を考えれば変わらないので、短い時間で動き出しやシュートに関しては、使いたいと思わせるようなパフォーマンスをしなければいけないです」としっかりとアピールが必要だとコメント。「求められることを全うすることと、プラスアルファを見せなければいけないと思います」と、チームのために戦い、自身の特徴もしっかり出したいとした。

2022年3月20日(日)21:04

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