★森保一監督、ベトナム戦は「大幅にメンバーを替えて戦いたい」 W杯ベスト8以上の目標に向けた第一歩
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日本代表の森保一監督が29日に埼玉スタジアム2002で行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦に先立っての会見に登壇した。
日本は先のオーストラリア代表戦を2-0の勝利で飾り、1試合を残して本大会ストレートインの2位以内が確定。
日本代表の森保一監督が29日に埼玉スタジアム2002で行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦に先立っての会見に登壇した。
日本は先のオーストラリア代表戦を2-0の勝利で飾り、1試合を残して本大会ストレートインの2位以内が確定。7大会連続7回目のW杯出場を決め、この最終戦に臨む。
「明日、チームと選手に望むのはホームで勝って、グループ首位で終わらせるということ。また、勝って、サポーターのみなさんや応援してくださった国民のみなさんとW杯出場を喜ぶという結果を目指して戦いたい」
「選手たちに求めることとして、これまでも目の前の1試合を全力で戦って勝利するというのをやってきたが、より最終目標を意識し、高い目標と基準をもって戦っているんだという志でプレーしてほしい」
首位通過もかかるが、選手間の競争が本格的に始まり、チームとしてもベスト8以上という目標を設定する本大会に向けた最初の一歩となるなか、森保監督はそう意義づけると、注目の先発陣に触れた。
「直近のオーストラリア戦からはメンバーを入れ替えて戦いたい。昨日、すでに練習を積み、最終的に昨日の練習どおりになるかわからないが、大幅にメンバーを替えて戦いたいと思っている」
「その意図としてはこれまでも色々なケガ人やアクシデントが出るなか、総力戦で戦ってきて、総合力を示してW杯の出場権を掴み取った。そこのチームとしての力を示せるように試合に臨みたい」
そうなると、選手にとってアピールチャンスが巡ってくる一方で、指揮官としては狙いも気になるところ。森保監督は新たなオプションの発掘に意欲を示している。
「戦術的なコンセプトのベースは変わりないが、出ている選手が違えば、やはり特長も変わってくる」
「その選手の特長を生かしたりすることで、戦い方も多少違ってくるという部分もあると思う」
「また、明日のベトナムはこれまでのスカウティングどおりなら、3バック。直近のオーストラリアとは違うシステムでプレーしてくる」
「我々もベースをもちながら色々な対応力をもって、違うオプションも見せないといけない」
カタール行きが決まった今、消化試合となるベトナム戦だが、本大会の開幕は8カ月後。試しの場も限定的だけに、勝利を意識しつつ、チーム力を高めていく戦いも求められる。
2022年3月28日(月)18:05