★「夢は1つも叶っていない」堂安律が20歳で掲げた夢、カタールW杯は「中心でバリバリやってる姿を想像していた」

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PSVに所属する日本代表MF堂安律が、“夢”について語った。

19日、東京都内でキッズイベント“「ROAD TO Dream」~堂安選手と夢を叶えるワークショップ~” が開催。

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PSVに所属する日本代表MF堂安律が、“夢”について語った。

19日、東京都内でキッズイベント“「ROAD TO Dream」~堂安選手と夢を叶えるワークショップ~” が開催。堂安がゲストで出演した。

11名の子供たちが掲げた夢に対し、堂安がアドバイスを送るというイベントが行われ、子供たちの具体的な夢に驚きながらも、しっかりとアドバイスを送っていた堂安。自身の夢は、「W杯でまだ見たことのない景色を」とし、これまで日本が打ち破れていないベスト16の壁を超えていくことを掲げていた。

その堂安は、20歳の時に15年間の夢が全て叶った場合のプランを掲げていたとイベント中にも話していたが、イベント後の囲み取材ではその理由についても言及した。

「20歳から35歳ぐらいまでで、全ての夢が叶ったと想定したプランを立てていました。オリンピックであれば金メダルを獲るとか、そういう夢は1つも叶っていないです」

「ただ、28、32とかどこかの年齢で叶えられれば良いと思っていて、それを照らし合わせながら自分の立ち位置とその時の夢を照らし合わせています」

20歳の時にその目標を書いた理由については「代表に入って、少しずつ堂安律というサッカー選手としての存在が世に出てきたタイミングで、自分としての価値を世に広めたいという思いから、15年間どうしたら35歳になった時に、良い人間で良いサッカー選手であるかというのを考えて書きました」とコメント。サッカー選手として知れ渡っていく中で、プランを練ったという。

現在24歳の堂安はこの4年間でもすでに夢が叶っていないことが多いという中、今年11月にはカタール・ワールドカップ(W杯)が控えている。

メンバー入りを果たすためのサバイバルを戦っている堂安。カタールW杯に思い描いていたことも、夢とはズレているとした。

「24歳でW杯が来るというのは僕はタイミングを変えられないですが、ただ24歳のW杯として出るタイミングではもっと中心でバリバリやっている自分の姿を想像していましたし、そうじゃない自分の立ち位置も理解していて、そういう意味で全然夢が叶っていないということです」

イベントでは、上手くいかなかった時にしっかりと考えることが大事だと語っていた堂安。そういう点では、一時期日本代表に呼ばれない時期があったが、自身でしっかりと理由を考えたという。

「考えましたね。代表から落選して、腹も立ったし、当時自分が調子良かった自覚もありました。それと同時に何か理由があると、自分に矢印を向けて突き詰めて、チームで結果を残すしかないなと」

「そこで逆手に頭がスッキリして、そういう経験もあって、今日はそういう話ができました」

その堂安が目指すW杯では、ドイツ、スペイン、そしてコスタリカとの対戦も決まった。改めて対戦相手については「W杯はどこも強豪です。皆さんはドイツ、スペインと言いますけど、コスタリカも侮れない相手です。初戦が全てだと思うので、初戦でドイツを叩ければ間違いなく歴史を変えられると思います。初戦に全てをかけるために5カ月過ごします」とコメント。自身の夢の実現に向けても、ドイツ戦が大事だとした。

そしてそのW杯に関しては、自身だけの夢ではないと堂安は語る。

「代表初ゴールを決めたウルグアイ戦で、僕も嬉しかったんですが、家族とか友達とか周りの反響がすごかったです。これは自分のためだけにサッカーしているんじゃないなと感じました」

「ただ、PSVでゴールしても友達からも連絡はないですが、自分は嬉しいので感覚が違うなと」

「サッカー選手は所属チームのキャリアと代表のキャリアがありますが、日本代表のキャリアは家族、友達、日本国民を背負っていると思います」

夢を叶えるために、自身を振り返ってしっかりと対応していく堂安。5カ月後のカタールの地で躍動している姿を見たいものだ。

2022年6月19日(日)21:58

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