セルクル・ブルージュの日本代表FW上田綺世が大仕事をやってのけた。
23日、ジュピラー・プロ・リーグ第34節のズルテ・ワレヘムvsセルクル・ブルージュが行われた。
レギュラーシーズンの最終節。セルクル・ブルージュはプレーオフ2に進めるかどうかの瀬戸際で迎えた中、まずは勝利が必須。その上で、他会場の結果を待つ状況だった。
上田はこの試合も先発出場。するとチームは開始6分に先制し、0-1でリードを奪った中迎えた9分に上田が仕事をする。
パスワークでボールを運び出すと、スルーパスを受けたオリヴィエ・デマンがボックス内右から折り返し。浮き球のクロスをゴール前でヤン・グボホがトラップ。最後は上田が浮いたボールを押し込んだ。
今シーズン18ゴール目を記録した上田は、元相棒のFW鈴木優磨(鹿島アントラーズ)が記録した17ゴールを塗り替える日本人のシーズン最多ゴール記録を更新することとなった。
ちなみに、前半アディショナルタイムにはPKを獲得しキッカーを任されるが、これを決めるも取り消される不運に。蹴った瞬間に転んだが、ダブルタッチを取られてしまいゴールを認められなかった。
なお、チームはその後2失点。2-2のまま進んだが、83分に勝ち越し。上田が左サイドをドリブル突破。ボックス内をえぐってグラウンダーのクロスを送ると、ケビン・デンキーがシュート。GKに防がれるが、ティボー・ソマーズが決めて2-3で勝利。プレーオフを争っていたシャルルロワがヘンクと引き分けに終わり、逆転でのプレーオフ2進出が決定した。
【動画】上田綺世がリーグ戦18ゴール目!チームもPO進出