ユベントスの不正会計疑惑が女子チームにも影響を及ぼす可能性があるようだ。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で他クラブと同様、財政面にダメージを受けたユベントス。経費削減を狙った選手の移籍を含む不正会計などの疑いで調査対象となり、昨年11月には会長だったアンドレア・アニェッリ氏をはじめとした役員が総退陣する事態に。1月にはイタリアサッカー連盟(FIGC)からセリエAでの15ポイント剥奪処分を受けていた。
処分を不服としたユベントスは、イタリアオリンピック委員会(CONI)の保証委員会へ上訴。結果、暫定的に処分が取り消されることになった。今シーズン終了までには新たな裁判、判決が下される可能性は低く、最終的に処分が科される場合は、2023-24シーズンへの適用が見込まれている。
現在は勝ち点69で2位につけるユベントスだが、イタリア『カルチョ・エ・フィナンツァ』によれば、司法の結果によっては欧州サッカー連盟(UEFA)が介入し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を認めないだろうとのこと。また、そうなった場合は、同一クラブへの処分として女子チームの女子チャンピオンズリーグ(WCL)出場権もはく奪される可能性があると伝えた。
ユベントスの女子チームは今季の女子セリエAで2位が確定。通常であれば、来季のWCLに出場できる.
同メディアからUEFAへの質問に対しては「一般的なルールはない」との回答にとどめているとのことだが、場合にはよっては男子チームの不正により、女子チームがとばっちりを受けることになりそうだ。
なお、連邦控訴裁判所での公聴会は5月22日に予定されている。
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