プレミアリーグでまたしても誤審が発生。プレミアリーグプロ審判協会(PGMOL)のチーフを務めるハワード・ウェブ氏が語った。
誤審とされたのは、2日に行われたプレミアリーグ第4節のマンチェスター・シティvsフルアムの一戦。2点目のオランダ代表DFナタン・アケのゴールだった。
試合は31分にフリアン・アルバレスのゴールデシティが先制。33分にティム・リームのゴールでフルアムが追いついていた。
前半が終わるかと思われた中、アディショナルタイム10分にアケがゴール。2-1でシティが前半を終えていたが、ウェブ氏はこれがノーゴールにすべきだったとイギリス『スカイ・スポーツ』の「Match Officials: Mic'd Up」で語った。
「明らかにオフサイドの状況だ」
「最初からこれは取り消されるべきだったと思う。アカンジがGKに確かに影響を与えているように見える。彼は躊躇しているように見えた」
このシーンは左CKからのクロスをボックス中央でアケがヘッド。オフサイドポジションにいたマヌエル・アカンジがジャンプして避けてボールは左隅に吸い込まれていた。
フルアムのGKベルント・レノも確かに一旦躊躇したように見え、オフサイドが妥当だとした。
また、ウェブ氏は開幕戦のマンチェスター・ユナイテッドvsウォルバーハンプトンでは、後半にウォルバーハンプトンのPKが見逃されたことにも言及。一方で、第3節のニューカッスルvsリバプールの試合でリバプールのDFヴィルヒル・ファン・ダイクが一発退場となったシーンは、正当なジャッジだと見解を述べていた。
このところ昨季からVARのジャッジミスなどが頻発し、何度も謝罪や処分の取り消しなどをしてきたPGMOL。ウェブ氏の悩みは尽きなさそうだ。
【動画】誤審だと認められたアケのゴール