★“三笘の1ミリ”から1年、スペイン戦で決勝点決めた田中碧が高い目標と共に2026年W杯へ「次の大会で優勝も目指せるレベルに」

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デュッセルドルフの日本代表MF田中碧が2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を振り返った。

2019年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権2019で代表デビューを飾ったもののしばらく招集されず。

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デュッセルドルフの日本代表MF田中碧が2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を振り返った。

2019年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権2019で代表デビューを飾ったもののしばらく招集されず。およそ2年が経過した中、カタールW杯アジア最終予選でつまづいた日本代表を救うべく招集を受けると、いきなりゴールを決めるなど中盤を支え出場権獲得に貢献。カタールW杯でも3試合に出場し、ドイツ代表やスペイン代表を破ってのグループステージ突破という快挙に貢献した。

あれから1年が経ち、国際サッカー連盟(FIFA)のインタビューに応じた田中は、ラウンド16でのクロアチア代表戦に触れつつ、得るものがたくさんある大会だったと述べた。

「想像していた以上に素晴らしい大会でした。クロアチアに負けた悔しさはいつまでも残りますが、なぜ世界中で何十億人もの人々がワールドカップを見るのか、その理由がよくわかりました」

「僕自身の大会での収穫は、まだまだ多くを学ばなければならないと認識したことです。決勝戦(フランス代表vsアルゼンチン代表)を見た時にも何度も感じたテーマでした。僕個人だけでなく、サッカーに携わる全ての人に刺激を与えた試合でした」

2-1で勝利し、決勝トーナメント進出を決めたグループステージ第3戦のスペイン代表戦にも言及。FW三笘薫のアシストが“三笘のミリ”として話題になった、自身の決勝ゴールについて語った。

「チーム全体で後方から組み立てた、総合力によって生まれたものでした。最後にあんな形になるとは予想していませんでしたが、幸運にもボールがうまく自分の前に来て、ゴールに流し込むことができました」

「それと正直なところ、ゴールの判定を待っている間、僕らはあれこれ考えていませんでした。たとえ主審がゴールを認めなかったとしても、僕らにはまたチャンスが来るとわかっていました。もしゴールでなかったとしても、不満をあらわにしたり、落ち込んだりすることは決してなかったと思います」

また、カタールW杯を終えてからの日本代表の変化についてもコメント。直近のW杯予選も含め6月のエルサルバドル代表戦から歴代最多タイの8連勝を飾るなど好調の日本だが、上を目指す姿勢がその要因の1つだと田中は推測している。

「ワールドカップでドイツとスペインを破ったことで、僕らの気分は最高潮に達しました。そこで得た自信は選手だけでなく国全体の糧になったと思います」

「もっと広い視野で見ると、ドイツやスペインといったチームに勝てるレベルまでハードルが上がったことになります。なので、代表に招集された選手たちは、その基準を上回るために一生懸命取り組んでいます」

「アジア予選の結果にも表れていますが、高い目標を掲げていることが好調の理由の1つだと思っています。今の僕らは良い状態にあると思います」

「予選に限らず、このレベルで勝つのは難しいものです。サッカーでは何が起こるかわかりません。ワールドカップで優勝するという最終的な目標を達成するには、それほど重要ではない試合でも、目標に向かっていかに自分たちの存在感を示せるかが鍵になると思います」

最後に、2026年開催の北中米W杯に向けた自身の目標も語っている。

「個人的には、次の大会で優勝も目指せるレベルになりたいと思っています。たとえ自分にそうなれる可能性があるとしても、現時点では選手としてまだまだこれからだと思っています」

「なので、今後3年間は自分のプレーを満足のいくレベルまで上げることが最優先になります。ワールドカップでの優勝が夢物語ではなく、現実可能な目標なんだというマインドを持ちながら、代表のメンバーシートに自分の名前が真っ先に載るよう、自分の才能を伸ばすために時間を使っていきます」

2023年12月2日(土)22:14

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