バーレーン代表のフアン・アントニオ・ピッツィ監督が、日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。
1月31日、アジアカップ2023・ラウンド16でバーレーンは日本と対戦。2004年のアジアカップでも対戦した両者であり、ピッツィ監督は2019年のアジアカップ・ラウンド16でもサウジアラビア代表を率いて日本と対戦し敗れていた。
試合は互いに主導権を握りにいこうとする展開で進んだ中、自分たちの戦いを見せたバーレーンに対し日本が前半のうちに先制。後半も早い時間帯で追加点を奪うと、バーレーンはCKの流れからオウンゴールで1点を返す。
190cmを超える2人のFWを起用し、パワープレー気味に試合を進めるが、日本に突き放されてしまい1-3で敗戦。ベスト16で敗退となった。
ピッツィ監督は日本戦を終えて「我々はパフォーマンスに満足してる。私が監督を始めて以来、強いチームと対戦してきたが、多くの進歩が見られた」とコメント。「選手たちは成長しており、我々のプレーは良かった。我々は全て試合から学んでおり、今はワールドカップ予選に向けて準備を進めている」と、選手の成長を実感し、2026年のワールドカップ(W杯)予選に向けて再び準備を進めるとした。
日本については「日本代表は後半にスペースを使ってきた。もっと得点差がついて負けていたかもしれない」と語り、多くのピンチを作られたとコメント。「我々の考えは、日本にあまりスペースを与えず、その脅威を防ぐことだった。そして、素早いカウンターに頼った」とこの試合への対策を明かした。
ただ、「日本と対戦する前には緊張感があり、35分までは主導権を握ることができたが、あまりにも大きなプレッシャーに対処できなかった」とコメント。日本がやり続けたことで最終的に折れてしまうことになったと振り返った。
【動画】日本代表が3つのゴールでバーレーンを撃破!