★応急処置の“ピボーテ”クリステンセン、本職CBがもたらした効果とは?
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“ピボーテ”アンドレアス・クリステンセンの是非やいかに。
バルセロナ加入2年目のデンマーク代表DFクリステンセン。
“ピボーテ”アンドレアス・クリステンセンの是非やいかに。
バルセロナ加入2年目のデンマーク代表DFクリステンセン。10代の頃からフィジカル要素よりも足元の技術・インテリジェンスを高く評価されてきた27歳は、ここ5試合、バルサ伝統の[4-3-3]で中盤の底=ピボーテとして先発出場を続けている。
24日に行われたラ・リーガ第26節ヘタフェ戦(4◯0)では、53分に右サイドを駆け上がり、ジョアン・フェリックスの追加点へラストパス。自らの果敢なランニングでヘタフェを崩し、今季2つ目のアシストをマークした。
ピボーテ起用の背景には、オリオル・ロメウの信頼欠如、ひいてはガビなどのケガ人頻出があるわけだが、スペイン『Relevo』は、チャビ・エルナンデス監督によるクリステンセンのピポーテ補填起用に及第点を与える。
「来シーズンを考えれば、クリステンセンのピボーテ起用は彼にとっての最終形態ではない。しかし、現状の選択肢では“最良”。まだ5試合しかデータサンプルがないが、その影響力は決して小さくない」
「今のバルサは守備が安定せず、構造的な欠陥を抱える。そんななか、ピボーテとしてのクリステンセンはイルカイ・ギュンドアンよりスピードがあり、セカンドボールの予測、空中戦にも長けた存在となる。応急処置だが、それなりに自律している」
データ上では、クリステンセンのピボーテ起用が始まったアラベス戦から、バルセロナは相手のパスへの初動守備が高まっているといい、守備アクションの成功が増えた結果、カウンターも微増。クリステンセンの守備者としてのポジショニングが一定の効果をもたらしているようだ。
ボール供給能力ではピボーテを本職とする選手、またはかつてのセルヒオ・ブスケッツに及ばないクリステンセンだが、このようにある側面では好循環をもたらしている、ということだ。
2024年2月26日(月)16:50