ヴィッセル神戸でもプレーした元スペイン代表MFフアン・マタ(36)だが、引退はまだ先になるようだ。
レアル・マドリーの下部組織育ちのマタは、ファーストチームに昇格する前にバレンシアへと完全移籍。その後、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ガラタサライでプレー。2023年9月に神戸に完全移籍で加入した。
悲願のJ1初優勝を目指すチームに加わったマタだったが、出番はたったの1試合。シーズン終了と共にチーイムを去り、その後は無所属状態が続いていた。
半年間プレーしていないマタだが、引退も囁かれた中で、どうやらプレーを続けていくことに決めたようだ。
デンマーク・スーペルリーガのノアシェランがクラブの公式X(旧ツイッター/)を更新。マタがチームのトレーニングに参加していることを伝えた。
ノアシェランは「今後、フアン・マタはスーペルリーガのチームと一緒にトレーニングをする予定だ。36歳のスペイン人は、スウェーデン人女性と結婚しており、家族と共にマルメに住んでいる。そのため、近くでトレーニングする機会を探していた」と伝えた。
また「フアン・マタは、スウェーデンにいる間の一定期間一緒にトレーニングする可能性について問い合わせている。マタは良き友人であり、ノアシェランが会員でもある慈善団体コモン・ゴールの共同創設者であるため、我々はこの願いに応えたいと考えている」と練習参加の理由を説明した。
「我々の若いチームが、彼が我々と一緒にトレーニングする期間中に多くのインプットと経験を吸収できることは間違いなく、そうすることでお互いに助け合うことができる」とフットボール・ディレクターのフィル・ラドリー氏はコメント。チームの成長にも役立つことになるとした。
【写真】神戸退団以降フリーだったマタがトレーニング参加