衰えぬ活躍を見せたレスター・シティの元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディには、辛口評論家たちからも絶賛の声が寄せられている。
ノンリーグ出身の叩き上げ選手であり、2012年からはレスター一筋のキャリアを送るヴァーディ。昨シーズンもチャンピオンシップ(イングランド2部)降格となったクラブにとどまると、変わらぬ決定力の高さでリーグ戦18ゴールを記録し、1年でのプレミアリーグ復帰に貢献した。
37歳ながら、19日に行われたプレミアリーグ開幕節のトッテナム戦でも先発したヴァーディ。試合は前半に先制点を奪われボールを支配される厳しい展開ながら、後半12分にヴァーディがヘディングシュートを決めて同点に。流れを一変させると、いくつかのチャンスを作るもその後はスコア動かず1-1のドローに終わった。
大仕事を果たしたヴァーディについて、イギリス『スカイ・スポーツ』に出演していたギャリー・ネビル氏は絶賛。年齢を重ねてもコンディションを維持し、活躍する選手に驚きを隠せないと語っている。
「彼が初めてプレミアリーグでプレーする姿を見たとき、私は彼が大好きになった。ノンリーグの選手が持つメンタリティを思い出させてくれるからだ。ただ、同時に私は彼が完全にスピード頼りであり、カウンターで活きる選手とも思っていた」
「だから、スピードが落ちていけば他の多くの選手と同じように、自分のプレーに適応するのが難しくなるとも思っていたんだ。だが、彼は37歳になってもまだ活躍している。彼にはまだあの頃の爆発力がある。とても健康そうだし、少しも太っていない」
「通常、年をとれば骨が少し軋み始め、トレーニングをこなすのがより難しくなり、体重を維持するのも難しくなるものだ。彼は凄いよ。そして、彼にチャンスを与えた(監督の)スティーブ・クーパーもよくやったと思う」
この意見に対して、何かとネビル氏には反論するジェイミー・キャラガー氏も完全に同調。ヴァーディをレスターのクラブ史上最高の選手であるとの見方を示している。
「彼はレスター史上最高の選手だろう。彼が成し遂げたこと、そして彼がどこからやって来たかを考えれば、そこに非常に近い立場とはなるはずだ。本当にスペシャルなフットボーラーさ」
【動画】37歳になっても変わらぬ活躍を示したヴァーディーのゴール!