★「ベンチの選手の方が重要」途中出場→衝撃ゴールの久保建英、物議醸した“名前アピール”のパフォーマンスに指揮官「誰かに捧げたのかも」

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英。第2節のエスパニョール戦では衝撃の決勝ゴールを決めたが、ゴールパフォーマンスが話題となっている。

記事全文

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英。第2節のエスパニョール戦では衝撃の決勝ゴールを決めたが、ゴールパフォーマンスが話題となっている。

24日、ラ・リーガ第2節でソシエダはエスパニョールと対戦。開幕戦ではラージョ・バジェカーノ相手に敗れたソシエダだったが、今季初勝利を目指すエスパニョール戦では、久保はベンチスタートとなりスタメンを外れた。

昇格組との対戦となったソシエダは、立ち上がりから一進一退の攻防が続く中、ゴールがなかなか生まれない。すると久保は66分に途中出場。右サイドで活性化した中、80分にボックス右でパスを受けた久保は、ブリアン・オリバンと対峙すると、相手との間合いを測って抜きにかかると、そのままボックス内右に侵入し左足でしっかりと蹴り込んだ。

圧巻のゴールを記録した久保。ゴール後には、いつものようなセレブレーションではなく、どこか怒りもこもったような表情に見え、耳に手を当てて、自身のユニフォームの名前を見せつける行動をしていた。

ベンチスタートだったことへの不満なのか、自身の力を見せつけたことへのアピールなのか、本来の意図は本人のみぞ知るところだが、久保が最後にゴールを決めたのは今年2月のこと。昨シーズンはその後3カ月ゴールがなく、アシストも1だったことを受け、今回のパフォーマンスに対して批判的な声も挙がっていた。

スペイン『Relevo』によれば、試合後にイマノル・アルグアシル監督は、このパフォーマンスについて問われ、多くを語ることはしなかった。

「多くの選手はゴールを祝うのが一般的だ。彼はユニフォームを着て、カメラに自分の名前を見せていた。私はそう理解している。おそらく、彼は誰かに捧げたのかもしれない」

また、マルティン・スビメンディが「顔をしかめていた」と久保が先発を外れた際の状況を語り、少なからず不満を持っていたことも考えられるが、イマノル監督はベンチスタートだった理由を説明。戦術的なことだったとし、ベンチの選手の重要性を語った。

「彼は開幕戦で大きな打撃を受けた後だった。彼は交代を求めようとしていた。それでも、先発させないという決断は戦術的だった」

「彼はセルヒオ(・ゴメス)とベックス(シェラルド・ベッカー)が、ミケル(・オヤルサバル)と共にウイングにいなければいけないことを理解していた」

「私は何度も言ってきたが、私にとっては先発の選手よりも、ベンチにいる選手の方が重要であり、今日もそれが証明された。彼は上手く試合に入り、勝利をもたらしてくれたからだ」

両者の間に遺恨はないと思われるが、久保がしっかりとアピールしたことは事実。昨季終盤はケガの影響で満足いくパフォーマンスが出せなかったことは本人も認めていたが、今シーズンは好調を維持して結果を残せていけるのか注目だ。



【動画】衝撃の決勝弾! 物議醸した久保建英のゴールパフォーマンス









2024年8月26日(月)11:10

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
【ラ・リーガ第6節プレビュー】新体制初黒星バルサがビジャレアルとの上位対決へ
「なんて爽やかなんだ」「仲良しだな」ラ・リーガで日本人対決、浅野拓磨と久保建英が試合後に交流「また連絡するわ」
ラ・リーガ4敗目で暫定16位に低迷…苦境に陥るソシエダ指揮官「チームが良いプレーをできないなら、私が責任を…」
共に途中出場で浅野拓磨と久保建英の日本人対決! マジョルカがウノセロでホーム初勝利【ラ・リーガ】
W杯最終予選で思い出した奥寺さんの言葉/六川亨の日本サッカーの歩み
戻る
(C) SEESAW GAME, Inc.