スペイン人MFフラン・メリダ(34)が現役引退を表明した。
バルセロナのカンテラ時代にアーセナルのユースに移り、2007年9月に1stチームデビューのメリダ。セスク・ファブレガス氏の後継者として注目された存在だったが、レアル・ソシエダへのレンタルを挟んでも芽が出ず、2010年夏にアトレティコ・マドリーで心機一転を図った。
だが、アトレティコでも振るわず、母国スペインの複数クラブを転々としながら、ポルトガルやブラジルでのプレーも経験。オサスナ時代に公式戦110試合出場と地位を築くと、エスパニョール移籍を挟み、2022年夏から中国スーパーリーグの天津津門虎足球倶楽部に加わった。
今年1月からCDルーゴで母国帰還を果たしたが、このたび、現役を退く決断。25日に自身のインスタグラムを通じて、その旨を明らかにし、これまでのキャリアで携わったすべての人々に感謝の言葉を送った。
「19年前、僕は夢を追いかけて家を飛び出し、ちょうど17年前の今日、2007年9月25日にそれを叶えた。ボールのおかげで、たくさんの経験をさせてもらい、光栄に思う」
「長年にわたり、すべてのクラブで出会ったすべての人にありがとう! 特に思い出深いのは両親だ。いつも僕をありのままでいさせてくれたし、無条件のサポートをしてくれて感謝する」
「また、近所の通りで最高の試合をするために付き合ってくれた妹のサラにも。アントニオ・ロペスは兄弟のように僕を気にかけ、いつも正直で、最悪の時期に立ち直らせてくれた」
「妻のヴァネッサは娘たちとともに人生の支えとなってくれたね。そしておじさん、僕らはやり遂げたよ!! 心からありがとう。新たな挑戦を始める…」
【SNS】かつてセスク2世としての期待が集まった才能…メリダがSNSで引退表明