レアル・ベティスの元スペイン代表MFイスコが持病を明かしている。スペイン『Relevo』が伝えた。
半年間の無所属期間を経て2023年7月にベティスへ加入し、ラ・リーガの19試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を見せたイスコ。夏のユーロ2024を戦うスペイン代表入りも期待されたが、5月に左足腓骨を骨折し、代表復帰は叶わなかった。
当初は2〜3カ月での復帰が予想されたが、思うように回復せず9月に再手術。リハビリの時が続いている。
そんななか、32歳MFはクラブメディアに出演。16日の世界食料デーを記念し、ベティスの栄養士アントニオ・バレステロスさんとともにピザを作った。
調理中には自身の健康面について語り、キャリアの序盤は食生活をあまり意識していなかったとコメント。「でも、歳を重ねるにつれ、それがどれだけ重要なことか気づくんだ」と主張した。
また、イスコはてんかん発作に見舞われた過去も告白。苦しんだ経験を明かしている。
「2022年のことだったと思う。寝ている時の出来事だった。子供の頃も少し大きくなってからも、一度も経験したことがなかった。だけどかなり強烈だった」
「検査のために4日間ほど入院した。あの日起きたことをはっきりと覚えていないし、病院でのことも思い出せない瞬間がある」
「4年間は夜は薬を飲んでいるけど、僕はここにいる。幸いなことにあれから発作は起きていない」
さらに、イスコは自らの知名度を利用して世界にメッセージ。てんかんに悩む人々を勇気づけた。
「このことを公に話したことは一度もなかった。こういったエピソードを抱えている人は、それが正常なものであること、治るし治療が可能なこと、この手のことも当たり前のものとして扱われるべきことを知るべきだ」
【動画】栄養士とピザを作るイスコ