バルセロナの新旧指揮官は良好な関係性を築いているようだ。
ジョアン・ラポルタ会長らクラブ首脳陣との不和によって5月末に昨シーズン限りでの解任が決定したチャビ・エルナンデス前監督。その後任として招へいされたのが、前バイエルン、ドイツ代表の指揮官であるハンジ・フリック監督だ。
バルセロナのレジェンドは退任の際に「バルサが困難な状況にあること。そして経済状況が不利であることを伝えてほしい。新任者は、簡単な仕事にはならない」との助言を残し、以降は一人のファンに戻ることを宣言していた。
ただ、指揮官交代の経緯を考えると、両者の関係性は微妙な部分もあると思われたが、その憶測は思わぬ形で払拭された。
チャビ氏は18日、自身のインスタグラムに自宅と見られる場所で2人の子供と共に撮影したフリック監督との写真を投稿。そのキャプションには「ハンジ、幸運を祈る。ビスカ・バルサ」と新任の指揮官とクラブにエールを送る文言が綴られていた。
今回の交流の背景に関しては次節セビージャ戦前の会見の場で、ドイツ人指揮官によって語られることになりそうだが、新旧指揮官の交流はバルセロナファンにとっても嬉しいものになったようだ。
なお、ここまでラ・リーガでオサスナ、チャンピオンズリーグ(CL)でモナコに敗戦を喫したものの、リーグ首位と好スタートを切った新生バルセロナ。前指揮官からエールを受け取ったフリック監督は、週明けに古巣バイエルン、リーグ次節にエル・クラシコというビッグマッチ連戦に臨む。
【画像】チャビ親子とハンジ・フリックが記念撮影