レアル・マドリーで名実ともにレジェンドとなったクロアチア代表MFルカ・モドリッチ。新たな歴史に名を刻み、心境を語った。
19日、ラ・リーガ第10節でマドリーはアウェイでセルタと対戦。試合は、1-2で勝利を収めていた。
この試合でベンチスタートとなったモドリッチは63分から途中出場。これにより、39歳40日での試合出場となり、1966年にフェレンツ・プスカシュ氏が記録した公式戦の最年長出場記録を更新。プスカシュ氏の記録は、39歳36日であり4日更新した。
各国のスター選手が名を連ねるマドリーの布陣において、40歳を前にして公式戦に出場することは異例。実に58年ぶりの記録更新となったことが、それを物語っている。
モドリッチはクラブを通じて、記録達成に「この記録を達成し、世界最高のクラブであり続けられることを非常に誇りに思う」とコメント。充実した日々を過ごしていると語った。
「レアル・マドリーに来て、自分に起きた出来事を1つだけ選ぶことはとても難しい。クラブと契約したこと、チャンピオンズリーグやラ・リーガで優勝したこと、今では最も多くのタイトルを獲得した最年長選手になったということだ。とても嬉しいよ。このクラブで全てを達成したいけど、続けていかなければならない」
「肉体的にも精神的にも良い状態だ。僕はプレーしていて、それが望んでいることだ。最も重要なことはチームであり、自分の番が来たら、常にベストを尽くすように努める。リーグでも、チャンピオンズリーグでも、とても困難な数週間が待っており、僕たちは継続する必要がある」
「僕たちは多くのクオリティを持っているけど、それだけでは十分ではない。今日のように、全てを捧げてきた僕たちは、さらに貢献しなければならない」
この試合は、モドリッチにとってラ・リーガ通算369試合目の出場に。そして、このメモリアルな試合でラ・リーガ通算250勝を達成した。
2012年9月2日にラ・リーガでデビューし、12年が経過。モドリッチは28ゴールを記録しており、過去4度の優勝を経験。モドリッチが最も勝利したのは、この日の相手であるセルタで19勝目だった。
モドリッチは250勝目を振り返り「難しい試合だった。僕たちはチームとして苦しみながらも、重要な勝利を収めた」とコメント。「リーグでの250勝は素晴らしい数字だと思うけど、僕たちはより多くの試合に勝利し、より多くのタイトルを獲得しなければならない。それが、レアル・マドリーに求められていることだ」と、まだまだ勝利を重ねていきたいとした。
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