インドネシア代表に新たな帰化組が合流か。インドネシア『Kompas.com』が伝える。
インドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長は15日、SNSに若者2人と握手する写真を投稿。まずティム・ゲイペンス(19)。オランダ2部のエメンに所属する184cm左サイドバックで、インドネシア系オランダ人である。
ゲイペンスはすでにU-20インドネシア代表として何試合か経験しているなか、A代表入りに向けて帰化手続きを開始したとのこと。順調に頭角を現せば、W杯アジア最終予選のメンバーに加わることもあり得るだろう。
また、オランダ1部・NECナイメヘンのU-21チームに所属する188cmセンターバック、DFディオン・マークス(19)も、インドネシア系オランダ人として帰化手続きへ。
NECには既存の帰化組A代表選手としてDFカルヴィン・フェルドンクが在籍するなか、インドネシア陣営はとうとうBチームのほうまで手を伸ばした格好。なお、マークスもゲイペンズと同時期からU-20代表には参加している。
ゲイペンスとマークスは日本代表戦も行われた14日、代表ウィークを利用してジャカルタ入りしており、メディカルチェックと簡単な面接を実施。先日のケビン・ダイクスと同様、帰化プロセスは迅速に完結するとみてよいだろう。
なお、欧州リーグでの実績が豊富な選手も多い現インドネシアとあって、2人が即座にA代表入りするかは未知数。トヒル会長は「2人はA代表もインドネシアで戦うことを約束してくれている」と記しており、先に手を打った格好か。
インドネシア代表は来年3月の最終予選でオーストラリア代表、バーレーン代表と対戦するが、その前にも公式戦が。12月にAFF三菱電機カップがあり、グループステージはラオス代表、ベトナム代表、フィリピン代表と対戦する。
【写真】インドネシア連盟会長が握手する19歳の青年2人...帰化手続きへ