★「努力が足りなかったからではない」ボトムハーフで前半戦終了のスパーズ、ポステコグルーは満身創痍のチームを擁護
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、2024年最終戦での痛恨ドローを悔やんだ。
トッテナムは29日、ホームで行われたプレミアリーグ第19節でウォルバーハンプトンと対戦し、2-2で引き分けた。
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、2024年最終戦での痛恨ドローを悔やんだ。
トッテナムは29日、ホームで行われたプレミアリーグ第19節でウォルバーハンプトンと対戦し、2-2で引き分けた。この結果、リーグ連敗をストップしたものの、3試合未勝利で前半戦をボトムハーフの11位以下で終えることが確定した。
互いにセットプレーから1点ずつを奪い合ったなか、前半終了間際にFWブレナン・ジョンソンが決めたゴールによって逆転に成功したスパーズ。しかし、過密日程と多くの離脱者の影響でパワーダウンした後半終盤に同点に追いつかれ、残留争いに身を置くウルブス相手のホームゲームで痛恨のドローとなった。
オーストラリア人指揮官は試合後、勝ち点2を逃した結果を悔やみながらも、「努力が足りなかったからではない」と満身創痍の状況で戦う選手たちを擁護している。
「残念な結果だ。後半は、試合を終わらせる本当に大きな瞬間があったと思った。相手はあまりチャンスを作れず、フレイザー(・フォースター)が足でセーブしたのが1回だけだったと思う。3点目が必要だと感じていたが、最後に相手が得点してしまい、残念な結果になってしまった」
「だが、努力が足りなかったからではない。我々のプレーヤーはかなり疲れていて、特にアタッキングサードで、我々は最高のパフォーマンスを発揮できていないのは明らかだ。それは理解できる。なぜなら、我々は少数のコアグループに多くのことを要求しているからだ。したがって、努力が足りなかったからではなく、彼らは我々のために結果を出そうとしている」
また、この試合では乏しい結果に加え、DFデスティニー・ウドジェがハムストリングのケガで後半序盤に負傷交代。さらに、7試合出場停止から前節復帰したばかりのMFロドリゴ・ベンタンクールが今度は累積警告によって次節欠場となるなど、新たな離脱者を出してしまった。
その離脱者に指揮官は再び頭を悩ませている。
「(負傷箇所は)ハムストリングだと思う。ローテーションが取れなかったため、コアグループに頼ってきた。そのため、残念ながら、デスティニーに問題が起こった」
「(ドラグシンの起用に関して)彼は100%ではなかったが、足首の状態なら何とか戦えると感じていた。残念なことに、多くのプレーヤーが欠場しており、本当に必要な回復と休息を与えることができていない。だが、ラドゥは今日プレーしたがっていたし、100%ではなかったが、彼を出場させるしか選択肢はなかった」
「(ベンタンクールの試合終盤のイエローカード)それはプレーヤーが状況を好転させたいと必死になっていることに尽きる。あれは不運な瞬間で、彼がタックルをせずに次の試合に出場できればよかったのにと思うよ」
前半戦を通じて状況を好転させるきっかけはありながらも、そのチャンスを活かせずに泥沼の状況に嵌りつつある今季のスパーズ。
指揮官も今季のチームが深刻な状況に陥っていることを認めつつ、後半戦での巻き返しを誓っている。
「我々はかなりの問題を抱えていると言ってもいいだろうし、プレーヤーを戻してチームをリフレッシュさせるという点では、順調に進んでいるとは思えない。1人戻れば、1人失うことになっている。我々はただそれを乗り越えなければならない」
「我々にはまだプレーすべきことがたくさんあり、これから起こることを考えると、プレーヤーが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、できる限りのサポートをしなければならない」
なお、新年初戦で4戦ぶりの白星を目指す一戦はホームでのニューカッスルというタフな相手に。それでも、指揮官は久々のミッドウィークの休養を活かし、満身創痍のなかでも万全の準備をして臨みたいと決意を語った。
「今週は週中に試合がない初めての週だとわかっていた。チーム全体がすべてから離れて回復するために数日間必要だと思う。特にここ4、5週間は、本当に少数のコアプレーヤーにとってかなり厳しい状況で、家族と一緒に数日間過ごし、肉体的にも精神的にも回復する機会を与えることは、彼らにとって良いことだと思う」
2024年12月30日(月)19:10