マンチェスター・ユナイテッドのコートジボワール代表FWアマド・ディアロが劇的勝利を呼び込んだ。
アーセナルとのPK戦にまでもつれ込んだFAカップを制し、16日のプレミアリーグ第21節を迎えたユナイテッド。相手は最下位に沈むサウサンプトンというなかで、前半にオウンゴールで先制を許す展開から、後半の3発で逆転勝利した。
81分まで追いかける展開と敗色ムードが漂ったが、それを吹き飛ばしたのがこの試合も右ウイングバックで先発したアマド。82分に個人技から同点弾を決めると、90分に逆転弾、90+4分にダメ押し弾でユナイテッドを大きく救った。
時間にして12分間のハットトリック劇。試行錯誤が続くユナイテッドで大きな希望となる22歳はイギリス『TNT Sports』で喜びの思いを言葉にする。
「フットボールでは信じる必要があって、僕らは最後までそうだった。この試合に勝てて嬉しい。リバプール、そしてアーセナルと引き分け、自信もあったしね」
「このチームにはクオリティのある選手がいる。最後のところでもっとハングリーにいかないとだけど、今日はこうしてピッチで最高のチームであるのを証明できた」
「今日の勝利は本当に嬉しいね。このチームは勝利にふさわしかった」
アマド個人でみれば、シニアチームでプレーするようになってから初のハットトリック。聞き手から「最高の瞬間だった?」と問われると、こう返す。
「人生で最高の1週間の1つかもしれないけど、繰り返すように、この勝利が嬉しいよ。このチームはこの試合に勝つに値したわけだし、すごくハッピーだよ」
ルベン・アモリム新監督の右ウイングバック起用にしっかりと応え続け、新契約にもサインしたアマド。今後に向けても決意を新たにしている。
「どのポジションだってプレーする覚悟だ。右サイドバックだろうが、10番だろうが、監督が望むポジションならどこだってやる準備ができている」
「このクラブで戦う準備はできているし、(自分のポジションが)どこでも構わない。監督が望むポジションでプレーできて自分自身も嬉しいよ」
「ハットトリックも嬉しいね。何よりも大事なのはクラブの勝利だ」
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