マンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグ白星で白星を取り戻した。
昨年11月から率いるルベン・アモリム監督のもとでも試行錯誤が続き、プレミアでボトムハーフの13位に甘んじるユナイテッド。26日の第23節は10位フルアムとのアウェイ戦となるなか、78分にリサンドロ・マルティネスの一発で先手を奪うと、そのまま1-0で接戦を制した。
前節のブライトン戦後は「ユナイテッド史上最悪のチームかも」と嘆き節を飛ばし、ドレッシングルームで選手に激怒したというアモリム監督。トビー・コリヤーのナイスクリアがなければ…と思うような僅差の試合だったが、これで先のヨーロッパリーグ(EL)に続く白星だ。
イギリス『BBC』によると、アモリム監督は21歳コリアーに「今日はトビーがチームを救ってくれた」と感謝の言葉を送るとともに、こう試合を振り返った。
「勝つことだったり、3ポイントを掴む感覚は我々にとって本当に重要。チームの大きな進歩が目にできない事実こそあるが、勝利は我々の成長に役立つものだ。いくつかの試合では運が悪かったときもあった。今日は最高の試合じゃなかったが、なんとか勝てたね」
そう語る若きポルトガル人指揮官は「大事なのは自分が何をしたいのかはっきりしているということ。そのなかで、イラつくときもある。それでも、我々は異なるスタイルでプレーしたいし、これからもそうしていく」と決意も新たにする。
27日は自身にとって40歳の誕生日で、前祝いの勝利に。ユナイテッドに来てからの苦労続きからか、「40歳じゃない…50歳だ!」と自虐しつつ、「マンチェスター・ユナイテッドで2カ月を過ごして50歳になったんだ。40歳の誕生日をここで迎えられるのは光栄さ」と述べた。
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