サンフレッチェ広島は27日、Aリーグ・メン(オーストラリア1部)のマッカーサーFCを退団したフランス人FWヴァレール・ジェルマン(34)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「98」をつける。
モナコの下部組織で育ったジェルマンは、そのままファーストチームに昇格。ニースへのレンタル移籍を経て、2017年7月にマルセイユへと完全移籍を果たした。
モナコ時代にはフランス代表FWキリアン・ムバッペともプレーしたジェルマンは、マルセイユでは元日本代表DF酒井宏樹ともチームメイトとしてプレー。2021年8月モンペリエへ完全移籍すると、2023年7月にAリーグ・メンのマッカーサーへと完全移籍で加入した。
マッカーサーではキャプテンも務め、公式戦57試合で27ゴール13アシストを記録していたジェルマン。しかし、9日に行われたウェスタン・ユナイテッド戦で主審の判定に不服を示し、卑猥なジェスチャーで抗議。すると、これによりオーストラリアサッカー連盟(FFA)が2試合の出場停止処分を課すと、契約を解除して退団していた。
世代別のフランス代表を経験しているジェルマンはJリーグ挑戦に向けてクラブを通じてコメントしている。
「サンフレッチェ広島というクラブと契約ができ、早く合流したくてワクワクしています。ミヒャエル・スキッベ監督、セハット・ウマルコーチを含め、クラブ関係者の皆様が私を信じ、この素晴らしいクラブでプレーする機会を与えてくださったことに感謝します」
「私自身、自分のキャリアの中で達成したい目標がまだたくさんあります。素晴らしいコーチ陣と成功を収めているこの偉大なクラブで、試合で勝ち続け、トロフィーを掲げるための強い決意をチームで共有し、常に後押ししてくれる情熱的なファン・サポーターのために自分の100%を捧げます」
「監督たちと話をした時に、サンフレッチェこそ自分が求めていた場所だと確信しました。ここでインパクトを残し、クラブ、ファン・サポーターが幸せになるために自分の全てを出し切ります。一日も早く新しいチームメートたちや皆さんに会えることを楽しみにしています」
【動画】広島に加入したFWジェルマンのAリーグゴール集