★「できるだけ長くここにいたい」南野拓実がモナコとの契約延長語る…仏リーグの日本人選手増加に「とても誇りに思います」
日本代表FW南野拓実(30)がモナコとの契約延長について語った。
南野は4日、モナコと2027年6月までの契約延長にサイン。
日本代表FW南野拓実(30)がモナコとの契約延長について語った。
南野は4日、モナコと2027年6月までの契約延長にサイン。今シーズンの活躍によってプレミアリーグ帰還の可能性を含め、今夏の去就が注目されていたなか、リーグ・アン残留を決断した。
その日本代表FWは5日、7日に行われるリーグ・アン第25節のトゥールーズ戦に向けた公式会見に指揮官とともに出席し、自身の決断について説明した。
「(契約延長に)とても満足しています。できるだけ長くここにいたいと思っています。クラブは新たな1年契約を提示してくれましたが、とてもうれしいです。クラブから信頼されていると感じていますし、それが僕にとって最も重要なことです。監督、スタッフ、クラブから信頼されていると感じていますし、だからこそ(契約延長に)サインしました」
「(モナコでのキャリアの終わり)契約終了時には32歳になりますが、(今後の去就は)その時が来ればわかるでしょう。いずれにせよ、モナコは毎年ヨーロッパの出場権を争っている素晴らしいクラブです」
契約延長の背景にはモナコでの充実したプライベートも良い影響を与えたという。
「モナコでの生活はとても快適で、街もそこに住む人たちも大好きです。この近くに住んでいる日本人の友人も何人かいますけど、僕にとって一番大切なのはフットボールなので、契約を延長したいと思いました。それ以外にも、モナコにはお気に入りのレストランがいくつかあり、モナコの素晴らしい景色が眺められるテット・ド・シアンに行くのが大好きです」
さらに、日本人エースはアディ・ヒュッター監督との良好な関係性にも言及。
「今シーズン、特にフィニッシュと効率の面で苦労したのは事実です。この不振について監督に何度か話したところ、自分の強みと資質があれば、アシストや守備のタスクなど、他の方法でチームに貢献できると説明してくれました。僕はそれに集中していましたし、監督は私に大きな自信を与えてくれました」
また、自身を含め現在のリーグ・アンで日本人6選手がプレーしている点については「リーグ・アンに日本人選手が増えていることをとても誇りに思います。金曜日のランス戦では、ピッチに日本人選手が4人いたため、さらに誇らしく思いましたし、最高でした。これは、日本人選手がヨーロッパの最高のリーグでプレーできるレベルにあることを示していますし、今後、さらに増えることを願っています」と好意的に受け止めている。
南野はセレッソ大阪でキャリアをスタートし、2015年1月にレッドブル・ザルツブルクへ完全移籍して欧州挑戦。2020年1月にリバプールへ完全移籍し、サウサンプトンへのレンタル移籍も経験した。
2022年7月にリバプールからモナコへ完全移籍。最初のシーズンはリーグ・アンで18試合1ゴール4アシストにとどまった。
2年目の2023-24シーズンは、ザルツブルクでともに戦ったアディ・ヒュッター監督が就任。スタメンに定着し、リーグ・アンで30試合9ゴール6アシストの成績。2位フィニッシュとチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。
今シーズンはここまで公式戦33試合でプレーし、6ゴール5アシストを記録。リーグ戦では21試合3ゴール3アシスト、CLでは9試合3ゴール1アシストの成績を残し、CLではチーム得点王の活躍を見せた。
3シーズンでは公式戦通算89試合に出場。16ゴール15アシストを記録している。
2025年3月6日(木)6:00