★スパーズが難敵チェリーズに2点差追いついてドロー…連敗ストップでAZとの大一番へ【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第28節、トッテナム・ホットスパーvsボーンマスが9日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
リーグ前節でマンチェスター・シティ、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16初戦でAZにいずれも0-1で敗れて公式戦連敗となったリーグ13位のスパーズ。
プレミアリーグ第28節、トッテナム・ホットスパーvsボーンマスが9日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
リーグ前節でマンチェスター・シティ、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16初戦でAZにいずれも0-1で敗れて公式戦連敗となったリーグ13位のスパーズ。AZとの重要なホームでのリターンレグを控えるなか、今節は7位のボーンマスというタフな相手にバウンスバックの白星を目指した。
ポステコグルー監督はAZ戦から先発6人を変更。ソン・フンミンやテル、マディソンらがベンチスタートとなった一方、長期離脱明けのロメロやAZ戦の終盤に負傷交代したソランケがスタメン復帰。オドベールやビスマも先発でピッチに立った。
スパーズは開始直後にいきなり大ピンチ。ビルドアップの局面でのロメロのミスからボックス中央に抜け出したエヴァニウソンにいきなりGKとの一対一を作られるが、ここは守護神ヴィカーリオの圧巻の左手セーブで事なきを得る。さらに、5分には再びロメロとビスマのパス交換でのミスから今度はクライファートにボックス内で決定的なシュートを打たれるが、ここもイタリア代表GKがビッグセーブで窮地を救った。
不穏な立ち上がりで辛くも失点を回避したホームチームは、徐々に落ち着きを取り戻して主導権を握っていく。序盤は左サイドのオドベールのドリブル突破とスペンスのアンダーラップを使って攻撃の形を見いだすと、再三のクロスやビスマのミドルシュートでチャンスを窺う。
前半半ばを過ぎると、自陣での細かいミスはあるもののより安定した形で押し込む展開に持ち込んだが、オドベールやブレナン・ジョンソンの判断ミスや最後の精度を欠いて決定機には至らず。
すると、42分には良い形の展開からペドロ・ポロが右のジョンソンへのパスを試みるが、これがケルケズにカットされてロングカウンターを浴びる。ポロが上がったスペースを持ち上がられて完璧なアーリークロスを上げられると、ファーにフルスプリントで走り込んだタヴァーニアにスライディングシュートで流し込まれた。
ボーンマスの狙い通りのロングカウンターに屈し、1点ビハインドで試合を折り返したスパーズ。ハーフタイム明けにはビスマとジョンソンを下げてベリヴァル、ソン・フンミンを同時投入。54分にはソン・フンミンが得意のカットインからの右足シュートで際どい場面も作り出す。
61分にはロメロ、ベンタンクールを下げてファン・デ・フェン、マディソンを同時投入。この交代直後にはマディソンのお膳立てからボックス中央のサールにビッグチャンスも、ここはシュートを枠に飛ばせず。すると、65分にはボーンマスに中央での崩しからクライファートのラストパスでゴール前に抜け出したエヴァニウソンにチップキックを流し込まれ、痛恨の2失点目を喫した。
これでより厳しくなったホームチームだったが、失点直後にベリヴァルが左ポストを叩く強烈なミドルシュートで反撃姿勢を示すと、68分には右のハーフスペースを持ち上がったサールがボックス手前から意表を突く右足のミドルシュートを放つ。これがファーポストの完璧なコースに決まり、点差を縮めた。
ここから畳みかけたいスパーズだったが、73分には再びボーンマスのカウンターに晒されてボックス右に持ち込んだクライファートに左ポスト直撃の決定機を許すなど相手に押し返される。
それでも、粘りの守備で3失点目を凌ぐと、82分には快足を飛ばしてボックス内に抜け出したソン・フンミンがGKケパのファウルを誘発してPKを獲得。これをエース自らケパの飛んだ逆のコースに流し込み、土壇場で2点差を追いついた。
2-2の振り出しに戻った試合は一進一退の攻防となったが、互いに3点目を奪い切ることはできずにタイムアップ。この結果、難敵チェリーズ相手に2点差を追いついたスパーズはひとまず連敗をストップし、週明けのAZ戦に向かうことになった。
トッテナム 2-2 ボーンマス
【トッテナム】
パプ・マタル・サール(後22)
ソン・フンミン(後39[PK])
【ボーンマス】
マーカス・タヴァーニア(前42)
エヴァニウソン(後20)
2025年3月10日(月)1:08